2012年10月29日月曜日

英国女性:40歳までの禁煙で喫煙死亡超過リスク90%超回避 ・・・ なるべく若い内に禁煙を

Pirie K, et al "The 21st century hazards of smoking and benefits of stopping: a prospective study of one million women in the UK" Lancet 2012; DOI: 10.1016/S0140-6736(12)61720-6. 


50年代、60年代、70年代 英国女性において、全死亡の喫煙の2/3までが、喫煙に原因がある。
40歳までの喫煙&その後の禁煙維持に比較して、喫煙維持のハザードは、10倍。
 40歳前までの禁煙にて、喫煙維持死亡率ハザード90%超を回避出来る。
さらに、30歳までの禁煙は97%死亡ハザード回避可能。



50歳前後で禁煙した女性は、非喫煙者に比べ、全原因死亡率高度リスク増加(相対リスク 1.56;95%信頼区間 1.49-1.65)で、有意である。

ただ、年齢によらないのは、肺がん死亡著明減少で、禁煙開始時期年齢に関連せず、年齢全般的に減少。

全般的には、禁煙開始・維持年齢による層別的減少効果は著明




図譜を含め、示唆的論文であり、著作権のため、紹介できないのが残念。

禁煙による死亡リスクハザード減少効果でめだつもの
慢性肺疾患、肺がん、大動脈瘤、腸管狭窄、口腔・咽頭・喉頭・鼻腔・副鼻腔がん、冠動脈性心疾患、、肝硬変・アルコール性肝障害、膀胱癌、食道癌、脳血管疾患

禁煙開始年齢毎の禁煙による9年相対リスク(極小表示で申し訳ないが、全原因死亡率と肺がん死亡率の禁煙開始年齢による9年相対リスク比較)




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