2012年12月17日月曜日

脂肪摂取量制限による体重減少効果確認





マスコミなどが極端な低炭水化物ダイエットを勧めるのを見聞きすることがある。結果的に、総脂肪量増加の可能性がある。

DIRECT研究: 低炭水化物食 vs バランスのとれたダイエット食 vs 低脂肪食 2012/10/05
低炭水化物・高蛋白食は心血管疾患リスク増加をもたらす 2012/06/28




長年リスク状態にある人を含め健康状態に関わらず、総脂肪制限することはあきらかに体重減少と関連することが高品質エビデンスとして存在する。 総脂肪摂取量を低下することで、程度は少ないが、統計学的に有意な体重減少を成人にもたらす。

このケースは成人脂肪摂取量ベースラインでエネルギー摂取量の28%-43%の6ヶ月から8年間の研究 。小児でも不充分だがエビデンス存在。


Effect of reducing total fat intake on body weight: systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials and cohort studies
BMJ 2012; 345 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e7666 (Published 6 December 2012) Cite this as: BMJ 2012;345:e7666

 先進国データがすべてで、33 RCT(73589名)、10 コホートを含む
メタアナリシスから、総脂肪量低減食は、相対的に体重減少と相関  (by 1.6 kg, 95%信頼区間 −2.0 to −1.2 kg, I2=75%, 被験者 57 735)

 対照群比較で脂肪低減群で体重増加が少ないことは、トライアル横断的な現象だが、影響にばらつきがある。
  メタ回帰にて、総脂肪摂取量減少大きいほど、ベースラインの脂肪摂取少ないほど、体重減少効果相対的に大きく、これによって、結果のばらつきの多くは説明可能。

 低脂肪の体重への有意な影響は、感度分析で消失せず (観察期間のながいもの、低脂肪群でのトライアルを除いても・・・)。

 低脂肪総摂取量制限は、BMI低下と関連し  (−0.51 kg/m2, 95% 信頼区間 −0.76 to −0.26,9トライアル, I2=77%)、同様に、ウェスト径  (by 0.3 cm, 95% 信頼区間 −0.58 to −0.02, 女性 15 671名, 1トライアル)
 心血管疾患リスク要素への負の影響は示唆されない  (脂質、血圧)

 GRADE assessment にて、総死亡摂取量と体重の相関に関する高品質エビデンスの存在が示唆された。

 一つのRCT、3つのコホート研究で、小児・若年においてのみだが、総脂肪摂取量と体重増加の正相関性が示された。 



There is high quality, consistent evidence that reduction of total fat intake has been achieved in large numbers of both healthy and at risk trial participants over many years. Lower total fat intake leads to small but statistically significant and clinically meaningful, sustained reductions in body weight in adults in studies with baseline fat intakes of 28-43% of energy intake and durations from six months to over eight years. Evidence supports a similar effect in children and young people.

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