ライフスタイル介入に関して解説してるところがあるので、ご参考に → http://rockymuku.sakura.ne.jp/naibunnpitunaika/Look%20AHEAD%20trial.pdf
でも、寛解にいたる絶対数少なく、7%から10%・・・ この病気の難しさを実感する。
大多数は、ライフスタイル介入だけでは、寛解導入はやはり困難。
要約を逐語訳してみた・・・
Association of an Intensive Lifestyle Intervention With Remission of Type 2 Diabetes
Edward W. Gregg, et. al. for the Look AHEAD Research Group
JAMA. 2012;308(23):2489 doi:10.1001/jama.2012.67929
【序文】 ライフスタイル介入による2型糖尿病寛解導入の程度は明らかでない。
【目的】 2型糖尿病から長期減量介入と、2型糖尿病からのprediabetes or normoglycemia状態への寛解頻度の関連性研究
【デザイン、セッティング、登録者】 4つのRCT(ベースライン受診、2001年8月から2004年4月)の 副次的観察研究(Ancillary observational)解析で、、“diabetes support and education control condition (DSE)”と、“intensive lifestyle intervention (ILI)”( 4503 名のUS 成人、BMI 25以上、2型糖尿病)比較
【介入】IL1ランダム割り付け登録者は、最初の6ヶ月は、週毎のグループ、個別カウンセリングを行う、続く6ヶ月は月3回のセッション、そして2-4年間月2回の接触と定期的リフレッシュ化群シリーズ・キャンペーン施行(n=2241)
DSE( education control condition)、年毎の3つのグループセッションで、食事、運動、社会的サポート (n=2262)
【主要アウトカム測定】 部分、完全寛解
prediabetesあるいはnondiabetic levelの血糖に合致する状態への移行と定義 (血糖降下剤無使用 空腹時血糖< 126mg/dL 及び HbA1c< 6.5%)
【結果】 ライフスタイル強化介入群では、DSE登録者に比べ、有意に、以下変化
1年後体重減少 (net difference, −7.9%; 95% CI, −8.3% to −7.6%)
4年後体重減少 (−3.9%; 95% CI, −4.4% to −3.5%)
1年後フィットネス増加 (net difference, 15.4%; 95% CI, 13.7%-17.0%)
4年後フィットネス増加(6.4%; 95% CI, 4.7%-8.1%) (P < .001 for each)
ILI (ライフスタイル強化介入)群では、寛解(部分・完全)経験が多い
1年目頻度 11.5% (95% CI, 10.1%-12.8%)
4年目頻度 7.3% (95% CI, 6.2%-8.4%)
vs DSE群では両ポイントとも2.0%
(1年目 95% CIs, 1.4%-2.6% 、4年目 1.5%-2.7% at year 4) (P < .001 for each)
ライフスタイル強化介入群のうち、寛解持続は、2年目 9.2% (95% CI, 7.9%-10.4%)、 3年目 6.4% (95% CI, 5.3%-7.4%)、 4年目 3.5% (95% CI, 2.7%-4.3%)
vs DSE群では2%未満 (2年目 1.7% [95% CI, 1.2%-2.3%]; 3年目 1.3% [95% CI, 0.8%-1.7%]; 4年目 0.5% [95% CI, 0.2%-0.8%] )
【結論】 体重増加成人への上記研究解析にて、ライフスタイル強化介入は、糖尿病サポート・教育システムに比べ、2型糖尿病寛解尤度増加に有意に相関。
しかしながら、絶対的寛解はそれでも軽度である。
Look AHEAD 研究:2型糖尿病肥満患者でのライフスタイル変容とmobility 2012/03/29
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