2012年4月14日土曜日

医薬品・化粧品に含まれるフタル酸:2型糖尿病発症リスク増加?

Circulating Levels of Phthalate Metabolites Are Associated With Prevalent Diabetes in the Elderly
P. Monica Lind (Uppsala University), et. al.
Diabetes Care April 12, 2012 


スウェーデンの研究者たちが高齢者の2型糖尿病発症リスクとフタル酸代謝物の関連性を示した。
 
性別補正で、糖尿病は有意に、モノエチルフタル酸(MEP:noethyl phthalate)の存在は、オッズ比 1.30( 95%CI 1-1.69, P=0.049)、モノイソブチルフタル酸(MiBP: monoisobutyl phthalate)の存在は、 オッズ比 1.25( 95%CI 1.07-1.46、P=0.006)と相関すると報告。
さらに、コレステロール、TG、BMI、喫煙、運動、教育レベル補正にて、有意差に相関性残存





フタル酸は、化粧品、薬剤にも含まれ、核内PPARを介し、脂肪・脂質のホメオスターシスに影響をあたえることが考察されている。




添付文書情報”で、“フタル酸エステル”を検索すると、50種以上検索される。




Polychlorinated Biphenyls and Organochlorine Pesticides in Plasma Predict Development of Type 2 Diabetes in the Elderly:
The Prospective Investigation of the Vasculature in Uppsala Seniors (PIVUS) study
Duk-Hee Lee et. al.
Diabetes Care August 2011 34:1778-1784; published ahead of print June 23, 2011, doi:10.2337/dc10-2116 ...PIVUS) study

著者は、ポリ塩化ビフェニールや有機塩素化合物と2型糖尿病の関連性を報告している。

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