2013年6月22日土曜日

妊娠貧血:鉄剤投与で出生時低体重リスク減少

母体の貧血と出生前鉄剤使用、血液学的・副作用妊娠アウトカムへの影響要約


Anaemia, prenatal iron use, and risk of adverse pregnancy outcomes: systematic review and meta-analysis
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f3443 (Published 21 June 2013

48 のランダム化トライアル(女性 17,793)と44コホート(女性 1,851,682)
鉄剤使用で、対照群に比べ、母体平均ヘモグロビン濃度 4.59増加(95%信頼区間 3.72-5.45) g/dl増加、有意に貧血リスク減少(相対リスク 0.50、 0.42-0.59)、鉄欠乏症( 0.59, 0.46-0.79)、鉄欠乏性貧血 (0.40,0.26-0.60)、低生下時体重 0.81, 0.71-0.93)

早期産への鉄の影響は有意でない (相対リスク 0.84, 0.68 〜 1.03)

コホート研究解析で、第1、第2トリメスター貧血での、妊娠低体重リスク(補正オッズ比 1.29, 1.09 〜 1.53)、早期産リスク (1.21, 1.13 〜 1.30) 増加示された。

暴露反応解析で、1日あたりの鉄剤投与10mg増加毎、66mg/日まで、母体貧血相対リスクは0.88(0.84-0.92)(線形傾向 P < 0.001)

10mg/日増加毎
生下時体重は15.1(6.0 - 24.2) g増加 (線形傾向 P = 0.005)
低体重リスクは3%減少 (相対リスク 0.97, 0.95 - 0.98) (線形傾向 P f<0 .001="" br="" nbsp="">
投与療法生後、アウトカムに対して、使用期間では有意差認めず

さらに、平均Hb1g/L増加毎、生下時体重14.0(6.8-21.8)g(線形傾向 P = 0.002)
しかし、平均ヘモグロビンは生下時体重、早期産リスクに相関しない。

妊娠期間に関わる有意な影響認めず、同様に妊娠年齢比較低体重、低身長に有意差認めず

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