2013年9月24日火曜日

経胸壁心臓超音波検査:適正使用とされるも非効率な検査となる率が高い

経胸壁心臓超音波検査(TTE)は、心臓関連画像検査施行数のほぼ半分を占める。適正使用クライテリア(Appriate Use Criteria)が、患者ケア、健康アウトカム改善のため開発された。 ほとんどのTTEは適正という報告が以前に存在するが、TTEと、AUCTION、臨床的インパクトの関連性は不明だった。

 学術的医療センター施行535名の連続患者での検討で、9割はAUC適正とされるが、治療方針の変化をもたらすのは1/3未満で有り、半数は現行治療の継続というもので、1/5強では変化無し。TTEの適正と区分された場合の31.8%でのみ、TTE施行されるべき状況であ り、今後、高品質医療を担保しながら、適正使用の議論が必要。


TTE 31.8%で、ケアの変化あり、現行治療継続・変化無しが21.3%


2011AUCによると、TTE に関し、 適正 91.8%、不適正 4.3%、 不明 3.9%


ケアの積極的な変化をもたらす状況に関して、適正TTEと、不適正TTEとの、群間差認めず



Appropriate Use and Clinical Impact of Transthoracic Echocardiography
Susan A. Matulevicius,  et. al.
JAMA Intern Med. 2013;173(17):1600-1607. doi:10.1001/jamainternmed.2013.8972.


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