強直性脊椎炎は、進行性の炎症性脊椎炎症、脊椎強直、末梢性関節炎を特徴とする慢性自己免疫性疾患であり、IL-17が鍵となる炎症性サイトカインとされている。
抗IL-17Aモノクローナル抗体である、secukinumabの有効性安全性評価治験
ランダム化二重盲験proof-of-concept研究(ドイツ 4、オランダ 2、英国 2)
18−65歳を4:1割り付け(2×10 mg/kg)とプラシーボ 3週間分離投与
Anti-interleukin-17A monoclonal antibody secukinumab in treatment of ankylosing spondylitis: a randomised, double-blind, placebo-controlled trial
Dominique Baeten , et. al.
The Lancet, Volume 382, Issue 9906, Pages 1705 - 1713, 23 November 2013
Published Online: 13 September 2013
プライマリ有効性エンドポイントは、6週目Assessment of SpondyloArthritis international Society criteria for improvement (ASAS20) スコア(ベイズ解析)
安全性は28週目評価
37名の中等度・重度強直性脊椎炎をふるい分けし、30名をランダム化
secukinumab n=24 vs プラシーボ n=6
最終有効性解析対象は、secukinumab 23 、プラシーボ 6、安全性検討対象は30名全員
6週目、ASAS20治療反応は、介入群 59% vs プラシーボ 24%
(プラシーボ比較優越性確率 99.8%)
重度副事象、黄色ブドウ球菌による皮下膿瘍が1例、重度副事象として介入群で生じた。
参考:ノバルティスのsecukinumab(AIN457)、エタネルセプトに対して優越性を立証 乾癬に対する直接比較第III相臨床試験において http://www.novartis.co.jp/news/2013/pr20130718.html
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