2014年1月11日土曜日

加糖飲料課税:インドでの検討 田舎若年男性に特に効果

加糖飲料(sugar-sweetened beverages (SSBs)) 課税は特に先進国で2型糖尿病・肥満対策として検討されている。インドという中所得国での検討


関連:
肥満対策として加糖飲料課税を=米医学研究所 - WSJ日本版加糖飲料税議論 2010年 01月 28日加糖飲料は・・・血圧を増加させる 2011年 03月 01日


Averting Obesity and Type 2 Diabetes in India through Sugar-Sweetened Beverage Taxation: An Economic-Epidemiologic Modeling Study
Sanjay Basu ,et. al.
PLOS Medicine    Published: January 07, 2014;
DOI: 10.1371/journal.pmed.1001582

約10万世帯で、収入あたりのSSB値段を考慮しその影響を考察。

そのままなら確実に増加する肥満・2型糖尿病に対し、20%SSB課税で、2014年から2023年期間において、インドの様々なサブポピュレーションで肥満を3.0%(95% 信頼区間[CI], 1.6% to 5.9%)減少、2型糖尿病を 1.6%(95% CI, 1.2 % to 1.9%)減少する。

SSB課税による肥満・T2DMの効果 (SSB摂取量変化)


過体重・肥満頻度変化

糖尿病頻度


工業マーケッティングモデルと一致したSSB消費加速は、今後、それ自体が税収増加期待される。一方、過体重/肥満4.2%(95% CI, 2.5 to 10.0%)、2型糖尿病発症 2.5%(95% CI, 1.0 to 2.8%)増加する。


現在のSSB消費量とBMI分布に対して、田舎居住・若年男性に大きな効果が期待される。都市生活者に特に、SSB税金受益性がもたらされるだろうという演繹的仮説への反証となった。

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