プロアイスオッケープレイヤーのスポーツ関連脳卒中、急性軸索・神経膠細胞傷害と関連し、それぞれの血中バイオマーカーである、総タウ、S-100 calcium-binding protein Bが脳卒中直後より増加し、プレイ復帰などの意思決定補助として有用であることがわかった。
Original Investigation March 13, 2014
Blood Biomarkers for Brain Injury in Concussed Professional Ice Hockey Players
Pashtun Shahim, et. al.
JAMA Neurol. Published online March 13, 2014. doi:10.1001/jamaneurol.2014.367
デザイン・状況・被験者:多施設前向きコホート研究(トッププロアイスホッケーリーグ12チーム、スウェーデン・ホッケーリーグ)
288名のアイスホッケープレイヤー(2012−2013)、全プレイヤーを脳震とうに関わる評価プレシーズンに臨床検査施行。
12アイスホッケーチーム2チームの47のプレイヤーにてシーズン開始前に血液サンプリング。45名脳震とう(2012年9月13日から2013年1月31日まで)発生。28回繰り返しサンプリング(1、12、36、144時間、そしてプレー再開時)
主要アウトカム・測定項目: 総tau、s-100カルシウム結合蛋白B、ニューロン特異的enolase濃度(血漿・血清)
結論: プレイヤーはプレシーズン期間中値より、軸索障害:axonal injury のbiomarker 総タウ増加 (median, 10.0 pg/mL; range, 2.0-102 pg/m vs 4.5 pg/mL; range, 0.06-22.7 pg/mL) (P < .001)
正常膠細胞障害astroglial injuryの biomarker S-100 calcium-binding protein Bも増加(median, 0.075 μg/L; range, 0.037-0.24 μg/L vs 0.045 μg/L; range, 0.005-0.45 μg/L) (P < .001)
脳震とう直後、総Tau、S-100 calcium-binding protein B値最高値で、リハビリテーション期間は減少。
プレシーズン中から脳震とう後、neuron-specific enolase(肺がんでおなじみのNSEかぁ)は有意変化検出できず( median, 6.5 μg/L; range, 3.45-18.0 μg/L → 6.1 μg/L; range, 3.6-12.8 μg/L) (P = .10)
ボクシングやサッカーなどでも検討されるべきだと思う、プロだけで無く、若年スポーツにも
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