治験トライアル症例で検討。病勢としての炎症所見、赤沈・CRPが、関節リウマチの骨病変進行と関連するのは常識だろうが、それにもまして、喫煙状態が、骨病変に大きな影響を与えることがわかった。
"Current smoking status is a strong predictor of radiographic progression in early rheumatoid arthritis: results from the SWEFOT trial"
Source reference: Saevarsdottir S, et al
Ann Rheum Dis 2014; DOI: 10.1136/annrheumdis-2013-204601.
メソッド:
早期関節リウマチ1年後のレントゲン病変進行予測結果:
DMARD naive RA患者で、MTX3ヶ月レスポンダー (DAS28 <3 .2="" 128="" 130="" 147="" infliximab="" p="">レントゲンスコアは、Sharp-van der Hejde score (SHS)でヨウ化し、1年後5以上を増悪と定義
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ベースライン、フォローアップ字のレントゲン評価可能症例中 79/311でレントゲン的進行所見。 ベースラインパラメータでは1年後レントゲン所見進行独立予測要素認めず。結論:処方前予測因子として、喫煙
・baseline erosions (adjusted OR=2.29, 95% CI 1.24 to 4.24)
赤沈 (adjusted OR per tertile increase=1.72, 95% CI 1.12 to 2.65) とC-reactive protein (adjusted OR per tertile increase=1.52, 95% CI 1.03 to 2.26)
現行喫煙は、独立レントゲン進行予測指標 (adjusted OR=2.17, 95% CI 1.06 to 4.45)。その結果は、治療戦略補正後維持。
喫煙状態・関節びらん、CRP3分位を含む3次元マトリックス で、全ての予測要素比較で、これらの要素ゼロに比べ、2–63% risk gradientを示した。
リウマチ因子(RF)/抗CCP抗体陽性は、SHS5以上のレントゲン病変進行予測有意で無かった。
二次検査解析としてカットオフ値を1超とすると、RFと抗CCP抗体陽性ともに存在することは、非補正下で有意だが、補正後は有意で無い。 他のパラメータは、いずれも有意性持続しない。
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