レトロゾール(フェマーラ)は、乳がん治療薬として日本では認可された薬剤で、アロマターゼ阻害剤
クロミフェンが第一選択薬のPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)女性の不妊治療に対して、妊娠アウトカム改善効果あり
Letrozole versus Clomiphene for Infertility in the Polycystic Ovary Syndrome
Richard S. Legro, et. al
N Engl J Med 2014; 371:119-129July 10, 2014DOI: 10.1056/NEJMoa1313517
レトロゾール服用女性は、クロミフェン服用より、累積生存出産率高い (103 of 374 [27.5%] vs. 72 of 376 [19.1%], P=0.007; 生存出産率, 1.44; 95% 信頼区間, 1.10 to 1.87) 、全般的な先天異常発生率差は認めないが、4大先天異常は、レトロゾール4例、クロミフェン1例(p=0.65)
累積排卵率は、クロミフェンより、レトロゾールで高い (治療サイクル比較 834 / 1352 [61.7%] vs. 688 of 1425 48.3%], P < 0.001)
群間差妊娠喪失率に有意差無し (49 / 154 p [31.8%] vs 30 / 103 [29.1%]) 、双生児産(3.4% and 7.4%, )
クロミフェンは、ホットフラッシュ発生率、レトロゾールは、疲労・dizziness頻度増加と関連する。
治療2群間では同様の副事象率。
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