2014年7月10日木曜日

レトロゾール(フェマーラ):アロマターゼ阻害剤:多嚢胞性卵巣症候群不妊治療有効

レトロゾール(フェマーラ)は、乳がん治療薬として日本では認可された薬剤で、アロマターゼ阻害剤


クロミフェンが第一選択薬のPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)女性の不妊治療に対して、妊娠アウトカム改善効果あり


Letrozole versus Clomiphene for Infertility in the Polycystic Ovary Syndrome
Richard S. Legro, et. al
N Engl J Med 2014; 371:119-129July 10, 2014DOI: 10.1056/NEJMoa1313517


レトロゾール服用女性は、クロミフェン服用より、累積生存出産率高い  (103 of 374 [27.5%] vs. 72 of 376 [19.1%], P=0.007; 生存出産率, 1.44; 95% 信頼区間, 1.10 to 1.87) 、全般的な先天異常発生率差は認めないが、4大先天異常は、レトロゾール4例、クロミフェン1例(p=0.65)


累積排卵率は、クロミフェンより、レトロゾールで高い  (治療サイクル比較 834 / 1352  [61.7%] vs. 688 of 1425 48.3%], P < 0.001)


群間差妊娠喪失率に有意差無し  (49 / 154 p [31.8%] vs 30 /  103  [29.1%]) 、双生児産(3.4% and 7.4%, )


クロミフェンは、ホットフラッシュ発生率、レトロゾールは、疲労・dizziness頻度増加と関連する。


治療2群間では同様の副事象率。


0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note