2014年7月8日火曜日

内蔵肥満はCOPD発症リスク増加、ヒップ径大ほど・身体活動高いほどCOPD発症リスク減少

一見、意外な気がする、内蔵肥満に相当するウェスト径大ほど、ウェスト/ヒップ比大ほど、COPD発症と正相関。ヒップでかいほど、身体活動性高いほど、COPD発症少ない。


Body size and physical activity in relation to incidence of chronic obstructive pulmonary disease
Gundula Behrens,et. al.
CMAJ July 7, 2014 First published July 7, 2014, doi: 10.1503/cmaj.140025


肥満と身体活動性の不足と、COPDリスク増加の関連性はエビデンス欠如
113,279名のNational Institutes of Health–AARP Diet and Health StudyのCOPD診断なしのベースライン(1995-1996)のデータ推定

COPD発症は、BMI 35以上、18.5未満ともにリスク増加。
しかし、ウェスト径補正後、体重減少のみがCOPDと正の相関 (RR 1.56, 95% CI 1.15–2.11)

ウェスト径大きいほど、ウェスト/ヒップ比大ほど、COPD発症と正相関 (RR 1.72, 95% CI 1.37–2.16、  1.46, 95% CI 1.23–1.73)。

逆に、ヒップ径と身体活動は、COPD発症と 逆相関 (RR 0.78, 95% CI 0.62–0.98、0.71, 95% CI 0.63–0.79)



COPD発症機転に、内臓脂肪が関連する可能性があるわけで、今後、予防介入のトライアル必要ってわけか

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