2014年7月31日木曜日

高齢者:うつ症状は認知機能そのものと関連し、認知症神経病理hallmarkと関係しない

高齢者のうつは、加齢に伴う認知機能低下と関連し、認知症そのものとは関連性は乏しい。





"Clinical-pathologic study of depressive symptoms and cognitive decline in old age"
Wilson R, et al
Neurology 2014.
http://www.neurology.org/content/early/2014/07/30/WNL.0000000000000715.short


高齢者個人では、うつは認知機能障害と関連するが、多く認知症潜在する特異的異常とは言えない。

Religious Orders Study and Rush Memory and Aging Project 1800名7.8年間フォローアップにて、うつの発症・重症度が、アルツハイマー病関連の沈着や脳梗塞など脳の病理と関連しないことが示された。
MCI発症約半数(52.2%)、認知症診断18%のコホート
これらは、診断前うつ症状高度と関連し、診断後の症状とは関連せず;認知症発症例(17.9%)では、認知症発症前の高度症状と関連し、認知症発症後の症状急激減少と関連する。
 neuropathologic markerは、うつ症状レベルと相関せず、経時的症状変化とも関連しない。
 neuropathologic marker補正mixed-effects modelでは、評価期間において平均的にうつ症状高度の場合、全般的認知機能急激減少と関連し、神経病理マーカーと関連しない減少変数は4.4%に当たる。

うつ徴候は、認知機能低下の神経病理マーカーとの関連性に影響せず。







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