2014年8月12日火曜日

TREAT-AF Study:心房細動直後のジゴキシン投与は慎重に?

心房細動新規診断90日以内の外来患者(U.S. Department of Veterans Affairs (VA) healthcare system )で、digoxin使用は、死亡率増加と関連する。薬剤アドヒアランス、心血管合併症、CKD、併用治療と独立した傾向である。


AHA/ACCFにて、今年3月から、ジゴキシンは第一選択として使用すべきでないと推奨。
β遮断/非DHPCCB併用を心室心拍数不十分の時、調整に使うべきで、心不全の時有用と推奨している。



"Increased mortality associated with digoxin in contemporary patients with atrial fibrillation"
Turakhia M, et al
J Am Coll Cardiol 2014;64(6).
2003-2008年、122,466名の観察研究:propensity mathing評価(除外クライテリア:心房細動既往、弁膜症既往・治療・置換、甲状腺疾患、腎移植、チョック全30日の心臓手術)

平均年齢72.1歳(±10.3歳)、女性はわずか1.6%、1/3以上が eGFR <60 br="" nbsp="">
Afib診断90日内digoxin投与は23.4%。 
非投与患者に比べ、digoxin服用者と同年齢だが、うっ血性心不全高率(21.3% vs 14.1%)、高血圧頻度少ない(55.8% vs 65.6%) β遮断剤頻度高く、ARB、抗血小板、利尿剤、ワーファリン頻度多い。 
総フォローアップ時間は35万3168人年。観察期間中死亡約1/4(23.5%)  
digoxin服用者は非補正死亡率高い (HR 1.37, 95% CI 1.33-1.40) 
ジゴキシン治療93%を含むpropensity-マッチ化サブセットにて、digoxinと死亡率の関連性は有意だが、減衰(HR 1.21, 95% CI 1.17 - 1.25)



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