2014年10月29日水曜日

重度暴力行為の5-10%と関連する遺伝子

2つの遺伝子重度暴力多数再犯的行為と関連し、それは、フィンランドの重度暴力犯罪の5-10%にあたる。

MAO-Aの機能関連とニューロン膜接着分子(CDH13)の遺伝子




"Genetic background of extreme violent behavior"
Molecular Psychiatry , (28 October 2014) | doi:10.1038/mp.2014.130
J Tiihonen, et. al.

先進国では、全暴力犯罪の大部分は、小グループの反社会的常習的攻撃者からコミットされたものだが、常習的暴力攻撃や殺人などの重度暴力行為に寄与した遺伝子は示されてない。


フィンランド囚人の2つの独立したコホートから、
 Our results, from two independent cohorts of Finnish prisoners, revealed that a

monoamine oxidase A (MAOA) low-activity genotype (contributing to low dopamine turnover rate) と、CDH13 gene (coding for neuronal membrane adhesion protein) が、極度暴力行為(少なくとも10回の殺人、殺人未遂、殺人関与)と関連することが判明。


非暴力的攻撃においてはMAOA、CDH13どちらも実質的シグナルとして観察されず、暴力的攻撃にのみ特異的ということが示唆され、薬物乱用、反社会人格疾患とも大きく関与しない。


これらの結果により、モノアミン代謝低下やニューロン膜機能障害とも、極端な犯罪的暴力行為の原因可能性がある。
フィンランドの重度暴力犯罪の5-10%は前述のMAOA・CDH13遺伝子型と関連する。



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