2015年3月30日月曜日

逆流性食道炎は非感染性鼻炎のリスク要素

逆流性食道炎(GERD)は鼻炎/副鼻腔炎発症のリスク要素らしい


5417名、1945-1973生まれを対象に1999-2001年、2010-2012年質問にて非感染性鼻炎(NIR)発症のに関する年齢、性別、BMI、喫煙、喘息、夜間GERDに対するオッズ比を計算


Nocturnal GERD - a risk factor for rhinitis/rhinosinusitis: the RHINE study.
Allergy. 2015 Mar 24. doi: 10.1111/all.12615.

10年間の観察期間中、NIR発症 1034名 (19.1%)


1999-2010年ともに、夜間GERD患者は2010年におけるNIR比率多い  (2.8% vs 1.2%,p<0.001)。

1999年 逆流数/週間と、2010年 NIRのリスクに、量依存的有意相関あり p=0.02

 
 年齢、性別、BMI、喫煙と喘息要素補正による多変量回帰にて、1999年夜間GERD(夜間GERD/週 3回以上)は、2010年NIR発症のORとして 1.6 (95% CI 1.0-2.5, p=0.03)


 喫煙は、NIR発症  NIR (30.7% vs 24.0%(p < 0.001)と、夜間GERD発症ともにリスク増加と関連



アレルギー性鼻炎にはガイドラインも多く存在する(http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/02/blog-post_3.html)が、非アレルギー性となるとやや微妙。non-allergic rhinitis ( vasomotor rhinitis)と記載される報告もある。



 では、非感染性とは・・・ アレルギー性鼻炎と vasomotor rhinitisということか?


PONDsの逆で、胃酸が鼻腔にまで影響をあたえるのだろうか?

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