大規模多施設臨床コホートにて、妊娠26週以下の早期妊娠期の妊娠糖尿病は、その子どものASDのリスク
Association of Maternal Diabetes With Autism in Offspring
Anny H. Xiang, et. al.
JAMA. 2015;313(14):1425-1434. doi:10.1001/jama.2015.2707.
KPSC病院での1995-2009年生まれの32万2千323の単胎誕生児の後顧的長軸コホート
フォローアップ中、3388名、ASD診断
暴露:
2型糖尿病事前診断 115
26週未満妊娠糖尿病(GDM) 130
26週超以降のGDM 180
非暴露 2963
非補正年次ASD発生数は、2型糖尿病既往 3.26、26週未満GDM 3.02、 26週超以降のGDM 1.77、 非暴露 1.77 / 1000人年
誕生年・補正HRは 2型糖尿病既往 1.59 (95% CI, 1.29-1.95)、 26週未満GDM 1.63 (95% CI, 1.35-1.97) 、 26週以降GDM 0.98 (95% CI, 0.84-1.15)
結婚年齢、パリティー、教育、世帯収入、人種/民族、合併症既往、子供の性別補正後、、母体既往2型糖尿病では、その子どものASDリスクと相関消失 (HR, 1.21; 95% CI, 0.97-1.52) 、しかし、妊娠26週以前の GDM 診断では相関性維持 (HR, 1.42; 95% CI, 1.15-1.74)
抗糖尿病薬物暴露はASDリスクと独立的相関せず
フルコホート中の母体・兄弟のASD、喫煙状態、妊娠前BMI、妊娠体重増加補正でもこの結果維持 (n = 68 512)
妊娠中胎児脳へのエピジェネティックな変化でも起きるのだろうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿