2015年4月30日木曜日

2型糖尿病患者の禁煙:糖化Hb悪化させ3年間悪化持続 ・・・ 糖尿病・禁煙治療患者の糖コントロールは厳格に

喫煙は、2型糖尿病リスクを増加させるが、禁煙後3−6年では喫煙継続比較するとリスク増加、その後10−12年経過後非喫煙者と同等となるという報告が複数ある。
ここでは、禁煙の有無が糖尿病コントロールにどう関わるか、そしてその関連性はどの程度続くのか、体重変化に影響されるのか検討。



The Health Improvement Network :THIN研究:2型糖尿病後顧的コホート研究(2005年1月1日〜2010年12月31日)

結果は、禁煙状態にある2型糖尿病患者は、血糖コントロールを一時的に悪化し、その悪化作用は3年間継続する、微小血管障害悪化をこの間悪化。喫煙状態は2型糖尿病の合併症に決定的役割を果たすため、禁煙の方向性は間違えてないが、禁煙自体が刀痕トロールを悪化させることは十分理解しておく必要がある。



The association between smoking cessation and glycaemic control in patients with type 2 diabetes: a THIN database cohort study
Deborah Lycett, et. al.
The Lancet Diabetes & Endocrinology Published Online: 29 April 2015 
http://dx.doi.org/10.1016/S2213-8587(15)00082-0
2型糖尿病、10,692名

禁煙開始し1年後禁煙継続 3131名

寄与要素補正後、禁煙開始1年間 HbA1c 0.12%(95% CI 0·17–0·25; p < 0.001)

3年後、禁煙持続者は、持続喫煙者と比較しHbA1c減少を示す

HbA1cは、体重変化を介しなかった


禁煙時期を考慮すべきで、禁煙時期にはより厳格な血糖コントロールをすべきと臨床医は知るべきと筆者等は警告


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