高齢者の場合、特に女性では、アルコールの中東量摂取でも心臓に障害を与えることは確かなようだ
Relationship Between Alcohol Consumption and Cardiac Structure and Function in the Elderly : The Atherosclerosis Risk in Communities Study
Alexandra Gonçalves, Pardeep S. Jhund, Brian Claggett, Amil M. Shah, Suma Konety, Kenneth Butler, et. al.
Circ Cardiovasc Imaging. 2015;8:e002846 originally published May 26, 2015, doi:10.1161/CIRCIMAGING.114.002846
背景— 過剰なアルコール摂取は、心筋症と関連するが、中等度のアルコール摂取と心臓の構造・機能への影響は広く知られてない
研究方法・結果—ARIC( Atherosclerosis Risk in Communities )研究 visit 5からの登録4466 名の経胸部エコー施行被験者、除外はアルコール飲酒歴のみの者と重篤な弁膜疾患患者
4つのカテゴリー分類: 自己報告に基づく 非飲酒、 週毎7ドリンク以下、7〜14ドリンク、14ドリンク以上
心臓構造機能測定、性別層別、寄与要素補正をアルコール関連性で調査
男女とも、アルコール摂取量増加と左室拡張期・収縮期径の大きさ、左室径の大きさと相関 (P < 0.05)
男性では、アルコール摂取増加毎、カテゴリー毎に、左室心筋量増加 (8.2±3.8 g per consumption category; P=0.029)、E/E′ 比増加 (0.82±0.33 ; P=0.014)
女性では、左室駆出率低下 (−1.9±0.6% /カテゴリー増加毎; P=0.002) 、そして傾向にとどまるが、左室全般長軸Strain悪化 (カテゴリー増加毎 0.45±0.25% ; P=0.07).
結論— 高齢地域居住者において、アルコール摂取は軽度心臓構造・心臓機能変化と関連し、女性では男性よりアルコールによる心臓毒性が生じやすい
年とったらアルコールも控えろってことらしい・・・
米国では、アルコール14g(18ml)を標準ドリンクとするそうだから、焼酎アルコール含量25%で、1ドリンクで済ますには18ml×4=72mlが1日あたりの1ドリンク量
ところで、アルコールの単位数ってのが国毎に違うので、Drinksという単位を学術論文で使うって避けて欲しいと思うのは渡しだけだろうか?英国、米国、オーストラリア、日本全て異なる。
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