早速、報告の一部を切り取り、 反ワクチン被洗脳者たちが騒いでいる・・・
・所詮、症例対照研究
・迅速検査キットによる診断をゴールドスタンダードにして良いのか?
・シーズン毎のインフルエンザ有効性はばらつきがある(対応血清型と流行ウィルス型に解離)
・小児の場合は集団免疫有効性が一つの根拠になっているので、ワクチン有効無効判断は時期尚早(前橋レポートなどを再度持ち出すなど噴飯もの)
などと反論できそう
今年は、ワクチンの納入値大幅アップで、各医療機関接種料金あげざる得ないので、例年の接種者数は望めないだろうと各所で声が上がっている。
もともと、小児のワクチン有効性は 成人ほど高くないためこういう報告も納得できる部分がある。ただ、他に有効な予防法がないため、ワクチンは接種して欲しいところ・・・
Effectiveness of Trivalent Inactivated Influenza Vaccine in Children Estimated by a Test-Negative Case-Control Design Study Based on Influenza Rapid Diagnostic Test Results
Masayoshi Shinjoh ,et. al.; Keio Pediatric Influenza Research Group
PLOS Published: August 28, 2015 DOI: 10.1371/journal.pone.0136539
医療受診検査確認による6ヶ月齢から15歳までのワクチン有効性(VE) ;2013–14 season
インフルエンザ迅速検査テスト(IRDT)結果に基づく症例対照研究
4727名の小児患者、876名インフルエンザA(A(H1N1)pdm09 66例、他810名不明
1405名インフルエンザB、インフルエンザ陰性 2445例
包括的ワクチン有効性 46% (95% 信頼区間 [CI], 39–52)
インフルエンザA、インフルエンザA (H1N1) pdm09、 インフルエンザBのVEはそれぞれ、 63% (95% CI, 56–69)、7% (95% CI, 59–87)、 26% (95% CI, 14–36)
インフルエンザワクチンは、インフルエンザA、インフルエンザBに対し、6から11ヶ月齢の子供では有効でない。
2回投与の方が、1回投与より予防効果高い
インフルエンザA入院に対するVEは76%
インフルエンザA、特に、インフルエンザA(H1N1)への効果はあるが、インフルエンザBへの効果は乏しい
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