大規模観察前向きコホート二次解析
PF比 300以下とSF比 315以下閾値など検討
SF診断によるARDSはPF診断ARDSと臨床的特性、予後アウトカムも同様
故に、SF比診断ARDSも診断ツールとして有用という結論
Clinical Characteristics and Outcomes are Similar in ARDS Diagnosed by SpO2/FiO2 Ratio compared with PaO2/FiO2 Ratio
Wei Chen, et. al.
Chest. 2015. doi:10.1378/chest.15-0169
362名のARDSのうち、PF診断 238(66%)、SF診断 124(34%)
同日ABG施行SF診断ARDS患者の小グループ10名では、PF比ではARDSクライテリア合致しない場合があった。
両群では臨床特性、合併症特性に重大な差が無く、APACHEIIスコアが例外でPF診断群で高値。 動脈血ガス依存指標(pH、PaO2)をAPACHEIIスコアから除けば、その差は明らか出なくなった。
人工呼吸気管を含む臨床的アウトカムも差を認めず (両群平均7日間 , p = 0.25)、入院期間も差を認めない (両群 36% , p = 0.9)
ちなみに・・・
診断基準( Intensive Care Med. 2012 Oct;38(10):1573-82. JAMA. 2012 Jun 20;307(23):2526-33. )
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