2015年9月4日金曜日

英国:知的障害への向精神薬処方動向

知的障害: intellectual disabilityでの向精神薬剤治療比率が、メンタル疾患での治療比率より多い




Mental illness, challenging behaviour, and psychotropic drug prescribing in people with intellectual disability: UK population based cohort study
Rory Sheehan, et. al.
BMJ 2015; 351 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h4326
(Published 01 September 2015) Cite this as: BMJ 2015;351:h4326

コホートの21% (7065) で、研究登録時メンタル疾患記録有り

challenging behaviour(挑戦的行動)記録 25% (8300)
向精神薬処方記録 49% (16 242)



フォローアップ期間中、コホート登録時病歴のない者のうち
メンタル疾患新規症例率  262 (95%信頼区間 254 to 271) /10 000 人年
challenging behaviou  239 (231 to 247) /10 000 人年

向精神薬処方歴無しの者のうちの新規向精神薬処方率 518 (503 to 533) /10 000 人年


重度メンタル疾患新規処方率は  5% (95%信頼区間 3% to 7%) /年 (P < 0.001)
抗精神薬新規処方は1999年から2013年4% (3% to 5%) /年 P < 0.001)減少



新規抗精神薬処方率は、住民統計指標要素・合併症補正後も、challenging behaviourで有意に高率  (発生頻度比率 2.08, 95%信頼区間 1.90 to 2.27; P < 0.001)、同様に自閉症  (1.79, 1.56 to 2.04; P < 0.001)、認知症 (1.42, 1.12 to 1.81; P < 0.003) 、高齢者で多い



UKでの知的障害成人:新規メンタル疾患・問題行動発生頻度タイムトレンド







対し、抗精神薬、不安緩和・睡眠薬、抗鬱、気分安定剤などの処方トレンド

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