2015年12月10日木曜日

前立腺癌アンドロゲン抑制療法とアルツハイマー病リスク

Testosterone-blocking治療、即ち、アンドロゲン抑制療法:androgen deprivation therapy (ADT)とアルツハイマー病リスクの関連性が検証された



Androgen Deprivation Therapy and Future Alzheimer’s Disease Risk
Kevin T. Nead, et. al.
Journal of Clinical Oncology Published online before print December 7, 2015
doi: 10.1200/JCO.2015.63.6266 JCO December 7, 2015 JCO636266



目的 前立腺癌とその後のアルツハイマー病リスクに関するADTとの関連性検証

方法 Stanford University と Mt. Sinai hospitalsの患者の後顧的コホート電子医療記録データ解析のため確証済み・埋込text-processing pipelie使用。ICD9版、CPTコード、薬品リスト、臨床記録からの薬剤疾患概念の存在記載を抽出。1:5 propensity scoreマッチ化、多変量補正Cox比例ハザードモデル使用で、ADTのアルツハイマー病への影響検証
ADT使用期間もアルツハイマー病リスクとの関連検証

結果 前立腺癌16,888名、登録・除外クライテリア含め検証、ADT 2,397 (14.2%)、フォローアップ期間中央値 2.7年間 (IQR, 1.0 - 5.4年間)
Propensity scoreマッチ化解析: ハザード比, 1.88; 95% CI, 1.10 to 3.20; P = .021)
従来因子多変量補正Cox regression analysis: ハザード比, 1.66; 95% CI, 1.05 to 2.64; P = .031)
共に、ADT使用とアルツハイマー病リスクの相関性統計学的に有意
アルツハイマー病リスク増加とADT使用期間増加に相関性有り  (P = .016)
 

結論 一般住民コホートにおいて、前立腺癌治療中ADT使用と、アルツハイマー病の関連性を支持する結果となった。この研究は電子医療記録データ解析に新しい手法を用い医療の場のエビデンスを生成する、その有用性検証となった




前立腺癌へのADT今後その期間や適応に関して議論が必要と思う


 Testosterone-Lowering Therapy for Prostate Cancer May Increase Alzheimer's Risk Finding comes from a study of biomedical data from patient records by Penn Medicine and Stanford researchers http://www.uphs.upenn.edu/news/News_Releases/2015/12/nead/

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