2015年12月1日火曜日

CARDIA:若年期心肺フィットネスがその後の心血管健康状況、CVD病態に重要な役割を果たす

心肺フィットネス(CRF)は高齢者の予後要素であるが、若年、この場合は18−30歳時のCFRが長期的に心血管構造、機能、予後にどのような役割を果たすか・・・


18−30歳でのフィットネスレベルが高ければ、その後のフィットネス状況は良好で、さらに心血管疾患(CVD)リスクや死亡率低下をもたらす
フィットネスやフィットネス状況の変化は、左室肥厚や左室機能と関連するが、冠動脈石灰化病変とは関連性認めず
若年期心肺フィットネスがその後の心血管健康状況、CVD病態に重要な役割を果たす

Association of Fitness in Young Adulthood With Survival and Cardiovascular Risk
The Coronary Artery Risk Development in Young Adults (CARDIA) Study
Ravi V. Shah , et. al.
JAMA Intern Med. Published online November 30, 2015. doi:10.1001/jamainternmed.2015.6309


4872名の前向きコホート、1985年3月25日〜1986年6月7日のベースラインでトレッドミル運動試験、7年後2472名の2度目のトレッドミル運動負荷試験
フォローアップ26.9年間。
肥満、左室容積・左心負荷、冠動脈石灰化(CAC)、バイタル状態、CVD発生

5年次(1990−1991年)、25年次(心筋ストレインの指標であるglobal longitudinal strain(GLS: : 経胸壁2D心エコーによるスペックル・トラッキング法を用い,心室を12のセグメントに分けてそれぞれの長軸方向のストレインのピーク値(負の方向に大きい値ほど,収縮期短縮[systolic shortening]が大きく左室機能が良好であることを示す)<参考>

4872名中、死亡 273(5.6%)、CVDイベント発症 193(4.0%)

包括的補正後、ベースライン運動試験耐用時間分数増加毎死亡ハザード15%低下と相関 (ハザード比 [HR], 0.85; 95% CI, 0.80-0.91; P < .001)、CVDハザード12%低下と相関  (HR, 0.88; 95% CI, 0.81-0.96; P = .002)

ベースラインのCRF高レベルだと、25年次調査時、左室容積指数有意低下関連あり (β = −0.24; 95% CI, −0.45 to −0.03; P = 0.02) 、GLS有意改善関連あり(β = −0.09; 95% CI, −0.14 to −0.05; P < 0.001)


フィットネス状態は、CACと関連せず

7年次フィットネス1分減少だと死亡ハザード21% (HR, 1.21; 95% CI, 1.07-1.37; P = 0 .002) 、CVD20%増加 (HR, 1.20; 95% CI, 1.06-1.37; P =  0.006)と関連し、左室負荷増加とともに悪化 (β = 0.15; 95% CI, 0.08-0.23; P < 0.001)

フィットネスとCACの相関性認めず




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