2016年1月9日土曜日

ACOS vs 非ACOS COPDのベースライン特性と1年間フォローアップ特性

長時間作用拡張剤の極端な拡張効果などを無視すれば13−15%程度の頻度というのはそうなのかもしれないが・・・それでよいのだろうか? 短期気管支拡張剤反応性を主とするACOSという限定的な意味で・・・


COPDGene研究では phenotypeとして13%とされているが、喘息−COPDオーバーラップ症候群(ACOS)の実態はACOS vs 非ACOS/COPDのベースライン特性とその後の予後を含め未だ明確ではない



Defining the Asthma-COPD Overlap Syndrome in a COPD Cohort
Borja G. Cosio, et. al.
Chest. 2016;149(1):45-52. doi:10.1378/chest.15-1055

COPDとして特性明確な患者コホート、1年間フォローアップ

Major and Minor Criteria Used to Define ACOS
Major Criteria
Minor Criteria
Previous history of asthma
IgE > 100 IU, or
Bronchodilator response to salbutamol > 15% and 400 mL
History of atopy,

2 separated bronchodilator responses to salbutamol > 12% and 200 mL

Blood eosinophils > 5%

ACOS = asthma-COPD overlap syndrome.


COPD患者831名を登録

うち、ACOSクライテリア一致 15%






男性 81.6%
軽症・中等症 67%
ICS投与 63.2%

ベースライン特性に有意差認めず
生存率に関して1年フォローアップ後、非ACOS COPDでは生存率悪化 (p<0 .05="" span="">




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