2016年2月26日金曜日

アルツハイマー病バイオマーカー:脳活訓練全般的には役立たず、高教育レベル・APOE4キャリアは例外かも

認知症無しの高齢者、この研究は70歳以上を検討


認知機能改善を目指すライフスタイルを中年期に行ってもアルツハイマー型認知症に繋がる神経変性変化スピードをさほど減少させないとのこと

アミロイド斑、脳のブドウ糖代謝、脳の容積といった神経変性バイオマーカーのtrajectory(軌跡)に対し、認知機能によいとされるライフスタイル介入は、感度分析に基づく利益性検出するためのパワー適正化させても、その意義を認めなかった


アミロイドtrajectoryに、中年期身体活動性も相関せず

ただ、APOE4キャリアでの画像データの改善が、「コンピュータ使用、書籍・雑誌読書、ゲーム遊び」などの中年期学習継続により、教育機関14年以上の高学歴コホートでは、アミロイドburdenの減少が、見られた。これらの教育レベル高度・APOE4キャリア群では、認知機能アクティビティ高いライフスタイルで33rdパーセンタイルのアミロイドburdenで、認知機能アクティビティ低い場合は67thのアミロイドburden




Effect of intellectual enrichment on AD biomarker trajectories
Longitudinal imaging study
Prashanthi Vemuri, et. al.
Neurology,     Published online before print February 24, 2016 doi:http:/​/​dx.​doi.​org/​10.​1212/​WNL.​0000000000002490 Neurology 10.1212/WNL.0000000000002490
http://www.neurology.org/content/early/2016/02/24/WNL.0000000000002490.short


アルツハイマー病のバイオマーカー痕跡対する、長軸的な画像データ、即ち、脳β-アミロイド負荷 (via Pittsburgh compound B PET)と神経変性(via 18fluorodeoxyglucose (FDG) PET)、構造MRI検査に、年齢、性別、APOE4 genotype、ライフスタイル改善(教育/職業、中年期認知機能、中年期身体活動)の影響調査

住民ベース長軸調査 Mayo Clinic Study of Aging
認知症無しの393名(臨床的正常 340名、 軽度認知機能低下 53名、70歳以上)

結果:
年齢がアミロイドと神経変性trajectory(軌跡)と相関
APOE4状態は、アミロイド、FDG痕跡に影響を与えるが、海馬容積には影響を与えない
教育レベル高度層別において、中年期認知機能活動性高い場合は、 APOE4キャリアにおいてアミロイド沈着低下と相関。
APOE4状態は完遂コホートにおいてGDG uptake低下と相関し、低教育レベルでも同様だが、高い教育レベルのコホート群では認めない。

アルツハイマー型認知症バイオマーカーの痕跡へライフスタイル健全化の影響は最小で、知的な状況良好なライフタイムは、APOE4キャリアではアミロイド低下と関連。
教育レベルが高い場合は、APOE4のFDG代謝へ防御的に働く
異なる教育レベルで、文献結果のばらつき説明可能である

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