2016年3月2日水曜日
65歳以上への無症状視力障害スクリーニングの有効性見いだせず
65歳以上への無症状視力障害スクリーニングの有効性検討
屈折障害、白内障、dry(萎縮性) AMD(加齢黄斑変性)、wet(滲出性) AMDが念頭におかれたもので、wet AMDへの抗-VEGF治療など治療発展あり、検診意義急浮上の可能性?
だが、その効果はsuboptimalという結論
Evidence Report for the USPSTF
Screening for Impaired Visual Acuity in Older AdultsUpdated Evidence Report and Systematic Review for the US Preventive Services Task Force
Roger Chou, et. al.
JAMA. 2016;315(9):915-933. doi:10.1001/jama.2016.0783
2009年USPSTF reviewから3つのトライアル,n=4728で視力検査によるスクリーニングは、視力・臨床的アウトカムと相関せずの知見
高品質トライアル1つ、n=3345では、修正可能視力障害検出は、ユニバーサル検診 27% vs ターゲット化検診では 3.1%
しかし、3〜5年後、20/60より悪化視力障害尤度に差を認めず (37% vs 35%; 相対リスク [RR], 1.07; 95% CI, 0.84-1.36)
2009のレビューで、未修正屈折障害と白内障が治療有効
dry AMDの10年間トライアルでは、antioxidant/zinc combination と、視力障害リスク減少と関連視力障害減少リスクと相関 (46% vs 54%;オッズ比, 0.71; 95% CI, 0.57-0.88)
アップデートされたメタアナリシスでは、wet AMDに対する抗-VEGF治療は、シャム注射比較で視力 20/200以上比率の尤度改善と相関 (4 trials; RR, 1.47; 95% CI, 1.30-1.66; I2 = 42%; リスク絶対差, 24%; 95% CI, 12%-37% 1年後時点)
視力障害スクリーニングテストの診断適正性に関する新しいエビデンスは乏しい、以前の知見とネットとして不変:スクリーニングへの疑念や視力障害検査は定性レベルに至ってない
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