2016年4月7日木曜日

米国予防医学作業部会: 無症状に対するCOPD検診に意義認めず

USPSTF RECOMMENDATION STATEMENT
Screening for Chronic Obstructive Pulmonary Disease
US Preventive Services Task Force Recommendation Statement
US Preventive Services Task Force (USPSTF)
JAMA. 2016;315(13):1372-1377. doi:10.1001/jama.2016.2638.

推奨:Grade D

2008年版と同様、USPSTFは無症状COPDのスクリーニングは健康関連QOL改善に寄与するエビデンスを見いだせないとした
USPSTFは、症候出現前COPD早期検出は疾患経過、患者アウトカム変化をもたらさないと断定
USPSTFは、無症候COPDのスクリーニングではネットベネフィットを有さないと中等度の確からしさで断定した

一方で、特に妊婦を含む全成人への臨床医の喫煙問診とたばこ関連使用者への禁煙介入提供を推奨。教育・ブリーフカウンセリング、就学児童・青年へのタバコ使用開始予防を含む介入を推奨







Screening for Chronic Obstructive Pulmonary Disease
D Is the New F
David H. Au
JAMA Intern Med. Published online April 05, 2016. doi:10.1001/jamainternmed.2016.1115





人間ドックなどであまねくスパイロメトリ施行されている日本の現状


あの評価って・・・意外と臨床上難しい




COPD検診なんてするな!・・・と、ダイレクトな呼びかけ
Screening for COPD not recommended
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-04/tjnj-sfc040116.php

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