2016年5月13日金曜日

米国内電話調査:成人喘息新規診断例の症状内訳

成人では、200名に1名が新規喘息診断されている
成人では、典型的症状に乏しい

成人発症喘息においてその症状は?
・息切れ 89%
・喘鳴 85%
・持続性咳嗽 65%
・胸痛 54%
・睡眠トラブル 51%

 電話調査:ORC International Telephone CARAVAN® ( March 3-6, 2016 )の結果
 サンプルは1002名(18歳以上)米国大陸居住者

 National Jewish Health(R)による新しい喘息調査報告 http://njhealth.multimedianewsroom.tv/story.php?id=1150
 


 息切れのはっきりしない、咳嗽や気管支炎繰り返し症例で喘息患者というのは別に珍しくもない。上記調査は問いかけで「呼吸困難」を自覚することもあるが、初診時訴えで咳嗽だけ、胸部不定愁訴だけってのもある。
 一方、非定型的な症状で喘息と診断した場合患者の側から疑念をもって見られることも多い。その後の薬剤アドヒアランス上、診断に疑念をもたれることはクリティカルな問題で、私などはできるだけ客観的指標、スパイロメトリやNO呼気濃度を提示して診断の妥当性を説明するようにしている。患者によっては、喘息診断即劇的改善が当たり前と思ってる場合も多く、 数日で不満顔で再診する場合、二度と来ない場合などもあり、説明の難しさもある。

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