http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/09/sprint50.html
若年高リスク対象攻撃的降圧治療NIH主導治験 SPRINT: 糖尿病除外、卒中既往除外が貢献?ACCODより高リスクも関与
http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/09/nihspiritaccod.html
上記、若年者での検討でも話題沸騰。
高齢者ではなおさら・・・
SPRINT研究のうち75歳以上の強化降圧治療 vs 標準降圧治療
Intensive vs Standard Blood Pressure Control and Cardiovascular Disease Outcomes in Adults Aged ≥75 Years
A Randomized Clinical Trial
Jeff D.
Williamson, et. al. ; for the SPRINT Research Group
JAMA.Published online May 19, 2016. doi:10.1001/jama.2016.7050
意義 高血圧患者の収縮期血圧(SBP)適切な治療目標は不明
目的 糖尿病なし高血圧75歳以上の収縮期血圧目標 強化(<120 140="" br="" mmhg="">
デザイン、セッティング、被検者 多施設ランダム化臨床トライアル:75歳以上、 Systolic Blood Pressure Intervention Trial (SPRINT)被検者
2010年10月20日登録開始、フォローアップ2015年8月20日まで
介入 被検者を収縮期血圧(SBP)目標120mmHg未満(強化治療群, n=1317)とSBP目標140mmHg未満(標準治療群, n=1319)にランダム割り付け
主要アウトカム・測定 プライマリ心血管疾患アウトカムは組み合わせ(非致死性心筋梗塞、心筋梗塞とならなかった急性冠症候群、非致死性卒中、非致死性急性非代償性心不全、心血管死亡)
全原因死亡率はセカンダリアウトカム
結果 2636名の被検者 (平均年齢, 79.9 歳; 37.9% 女性), 完全フォローアップ完遂データ 2510 (95.2%)
フォローアップ中央値3.14年間、発生率有意に減少
プライマリ組み合わせアウトカム (強化治療群 102 events vs 標準治療群 148 events ; ハザード比 [HR], 0.66 [95% CI, 0.51-0.85])
全死亡率 (死亡 73 vs 107 ; HR, 0.67 [95% CI, 0.49-0.91])
重篤副事象イベント発生率は治療群毎差を認めず
(強化治療群 48.4% vs 標準治療群 48.3% ; HR, 0.99 [95% CI, 0.89-1.11])
低血圧絶対的発生率は、強化治療群 2.4% vs 標準治療群 1.4% (HR, 1.71 [95% CI, 0.97-3.09]), 3.0% vs 2.4%
失神 (HR, 1.23 [95% CI, 0.76-2.00])
以下同様、
電解質異常 4.0% vs 2.7% (HR, 1.51 [95% CI, 0.99-2.33])
急性腎障害 5.5% vs 4.0% (HR, 1.41 [95% CI, 0.98-2.04])
外傷性転倒 4.9% vs 5.5% (HR, 0.91 [95% CI, 0.65-1.29])
結論と知見 75歳以上の普通成人において、SBP目標を120mmHg未満とする場合(強化治療)では、140mmHg未満とする場合(標準治療)と比較し、致死性・非致死性心血管イベント、全死亡率減少結果を有意に示した120>
Trial Registration clinicaltrials.gov Identifier: NCT01206062
0 件のコメント:
コメントを投稿