2017年3月14日火曜日

システマティック・メタアナリシス 非糖尿病CKDの集約的血圧コントロールと腎疾患発症

非糖尿病CKDの集約的血圧コントロールと腎疾患発症のシステマティック・メタアナリシス

比較:強化: intensive BP control (<130 bp="" control="" hg="" mm="" nbsp="" span="" standard="" vs=""> 


結論から言えば、

  • 総論的には、強化降圧にベネフィット見いだせず
  • ただし、人種的効果差あり?
  • 非黒人では、標準治療よりより強化された治療が優れている可能性有り




Association of Intensive Blood Pressure Control and Kidney Disease Progression in Nondiabetic Patients With Chronic Kidney Disease
A Systematic Review and Meta-analysis
Wan-Chuan Tsai, et. al.
JAMA Intern Med. Published online March 13, 2017. doi:10.1001/jamainternmed.2017.0197

9トライアル、8127名、フォローアップ期間中央値 3.3年間

標準血圧コントロール比較し、集約的血圧コントロールで、以下有意差認めず

  • 年間GFR減少 (mean difference, 0.07; 95% CI, −0.16 to 0.29 mL/min/1.73 m2/y)
  • sCr倍化あるいはGFR 50%減少 (RR, 0.99; 95% CI, 0.76-1.29)
  • ESRD (RR, 0.96; 95% CI, 0.78-1.18)
  • 複合腎アウトカム (RR, 0.99; 95% CI, 0.81-1.21)
  • 全原因死亡 RR, 0.95; 95% CI, 0.66-1.37)


非黒人及び蛋白尿高レベルでは、強化血圧コントロールで腎疾患発症リスク低下傾向






ALLHATから人種的違いを意識するようになったが、今回も、人種差でその予防的効果が異なる。食習慣、genotypeが関与するのだろうか?




0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note