http://kaigyoi.blogspot.jp/2017/12/blog-post_18.html
体温関連の話題だが・・・
卒中後48時間内の体温上昇の頻度は多く、入院時臨床状況と、卒中重症度と関連
卒中重症度はその後のアウトカム不良とも関連
予測できる話だったが・・・
Predictors of post-stroke body temperature elevation
Rebecca Ruborg ,et al.
BMC Neurology 2017, 17:218 DOI 10.1186/s12883-017-1002-3
https://bmcneurol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12883-017-1002-3
400名の卒中患者の後顧的検討
いくつかの要素が、卒中後48時間内のピーク体温と有意相関
- National Institutes of Health Stroke Scale (NIHSS) 測定重症度(regression coefficient; (RC) 0.022)
- 女性 (RC 0.157)
- 鼓膜/非直腸温度 (RC −0.265)
- 嚥下困難 (RC 0.335)
- 挿管 (RC 0.470)
- 解熱治療 (RC 0.563)
- C-reactive protein > 50
- 入院時感染徴候 (RC 0.298)
予想に反して、脳内出血が虚血性卒中よりピーク体温が高いということはなかった
脳出血時 虚血性卒中より、発熱は特異的と考えていたのだが・・・
受診後の体温上昇程度が脳出血で関連するのかもしれない
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics1964/13/5/13_5_334/_pdf
体温中枢への影響の問題、脳の障害部位と体温調整の関連などが議論されている。
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