2018年2月1日木曜日

オルメサルタン:るいそうや下痢・消化吸収不良の副作用に注意!

薬物管理上重要かもしれない
1千人年当たり2程度の話で、レアな副作用なのだろうが、特に高齢者で、オルメサルタン及びその配合剤使用患者、薬剤処方量が多い患者で、るいそうや下痢・消化吸収不良を疑う患者では留意が必要だろう




Use of olmesartan and enteropathy outcomes: a multi-database study
Y.-H. Dong, et al.
Alimentary Pharmacology and Therapeutics
DOI: 10.1111/apt.14518  View/save citation
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/apt.14518/abstract

データソースは、"ARB initiators in 5 US claims databases representing different health insurance programmes"で、米国の健康保険プログラムでのクレームデータベースでARB治療開始患者

1,928,469登録患者
非補正発生率は、1000人年当たり、セリアック病(coeliac disease)、吸収不良、下痢・体重減少付随的診断、非感染性腸疾患  0.82, 1.41, 1.66 ,29.20
他のARBと比べたときのオルメサルタンのPS補正後のハザード比は、各々、 1.21 (95% CI, 1.05-1.40), 1.00 (95% CI, 0.88-1.13), 1.22 (95% CI, 1.10-1.36), 1.04 (95% CI, 1.01-1.07)
ハザード比は、65歳以上にかなり多い (eg for coeliac disease, 1.57 [95% CI, 1.20-2.05])
加療1年以内 (1.62 [95% CI, 1.24-2.12])、オルメサルタン累積するほど多い (1.78 [95% CI, 1.33-2.37])



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