2018年2月6日火曜日
FDA承認薬剤でも心血管代謝リスク要素効果エビデンス乏しい
Effects of Weight Loss Medications on Cardiometabolic Risk Profiles: A Systematic Review and Network Meta-Analysis
Khera R, et al.
Gastroenterology ; Articles in Press
http://www.gastrojournal.org/article/S0016-5085(18)30004-0/fulltext
心血管リスク特性に基づくFDA承認減肥薬( (orlistat, lorcaserin, naltrexone-bupropion, phentermine-topiramate, liraglutide))の1年以上継続におけるプラシーボ対比もしくは比較薬剤との効果 包括的・個別比較
空腹時血糖 荷重平均差 4.0 mg/dL; 95% CI, - 4.4 〜 - 3.6
ウェスト径 荷重平均差 3.3 cm; 95% CI, -3.5 〜 -3.1
28のランダム化対照トライアル (29,018名被検者, 平均 BMI 36.1 kg/m2)
収縮期血圧/拡張期血圧、コレステロール特性に関してプラシーボ比較 臨床的意義差なし
(標準化平均差(standardized mean difference: SMD)、すなわち、平均の差を標準偏差で除した数値 0.2 未満)
Phentermine-topiramate は、ウェスト径(WC)の明らかな減少、FBG、A1c、血圧の軽度低下、コレステロールは効果あるも限定的
Liraglutide は、空腹時血糖(FBG)、A1c、WCとも明確な減少、血圧・コレステロールは効果あるも限定的
Naltrexone-bupropion は、HDLコレステロール一定の増加、FBGとWCでは効果限定的
Orlistatは、 LDL、HDLの減少
どれも、cardiometabolic risk factor改善 認めず
ましてや、麻黄含有薬剤など・・・
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