スペイン・バルセロナ市と周辺州の横断研究での知見
- 亜鉛濃度を、高齢者の機能、心理、認知機能において評価
- 血中濃度は、MMSE測定上のconcentration ability(集中力)と相関
- 亜鉛濃度は、polymedicationで低下
- 亜鉛濃度は、うつ症状とは相関せず
Blood zinc levels and cognitive and functional evaluation in non-demented older patients
Tobías E. et al.
Experimental Gerontology Volume 108, 15 July 2018, Pages 28-34
https://doi.org/10.1016/j.exger.2018.03.003
老年学、心理計測学的検証を血中由来亜鉛(神経可塑性の鍵要素として)、機能的、心理学的、認知機能障害に関連するか、非認知症者において検討
亜鉛血中濃度と、MMSEサブカテゴリーは相関するも、MMSEスコア総数では相関せず
polymedication患者で有意に減少
血中亜鉛濃度とうつ症状(Yesavage scale)、Barthel指数に相関性認めず
うつ症状は、睡眠の質低下やpolymedicationと相関
末梢血亜鉛濃度は、認知機能の特定のドメインの生理学的異常に役割をはたしていることが示唆された。抗うつ治療下で老年でのうつ症状に相関性をみとめなかった。
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