2018年5月25日金曜日

呼吸リハビリテーション(PR):今のところセンター式PRの方か゛在宅ベースPRより優れている

在宅ベースの呼吸リハビリテーションは、センター方式のsupervised 呼吸リハビリテーションの代替となり得るか?

Noという答えではある。この検討では、劣らないという結論は出なかった

Comparison of a structured home-based rehabilitation programme with conventional supervised pulmonary rehabilitation: a randomised non-inferiority trial
Elizabeth J Horton, et. al.
Thorax Volume 73, Issue 1
http://thorax.bmj.com/content/73/1/29
http://dx.doi.org/10.1136/thoraxjnl-2016-208506

研究方法
呼吸リハビリテーション(PR)参照された287名(男性 187名、平均(SD)年齢 68 (8.86)歳、FEV1予測比% 48.34 (17.92))


They were randomised to either

centre-based PR 
or
structured unsupervised home-based PR programme including a hospital visit with a healthcare professional trained in motivational interviewing, a self-management manual and two telephone calls:構造化されたスーパーバイズを受け無い在宅ベースPRプログラム(動機づけインタビューのトレーニング、自己管理マニュアル、2回の電話コールを含む) 
離脱率: センター方式PR 58(20%) vs 在宅PR 51(18%)

プライマリアウトカム:chronic respiratory disease questionnaire (Chronic Respiratory Questionnaire Self-Report; CRQ-SR) 呼吸困難スコア at 7 weeks
測定はブラインド化、mITT解析、非劣性境界 0.5単位



結果
両群とも、7週目CQR-呼吸困難gain有意にあり
在宅PRは呼吸困難度において非劣性にあり結論的エビデンスではなく、センター式優位であった (平均グループ差, mITT: −0.24, 95% CI −0.61 to 0.12, p=0.18)

結論
標準化在宅プログラムでも呼吸困難へのベネフィットはある。
ただ、今後、在宅PRプログラムがセンター式PRに対し非劣性であることがしめされるか今後の課題



在宅リハビリテーションのやり方でも結論変わるかもしれないが・・・

#ATS2018 も 終わったようで・・・ やはり以下のようなSCTなど認知行動療法といってよいのか、SCTも身体活動性維持・向上のため話題になったようで・・・

Pulmonary Rehabilitation and Physical Activity in Patients with Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Martijn A. Spruit , et. al.,
ajrccm Vol. 192, No. 8 | Oct 15, 2015
https://doi.org/10.1164/rccm.201505-0929CI       PubMed: 26161676
https://www.atsjournals.org/doi/full/10.1164/rccm.201505-0929CI

Changing a complex health behavior such as physical activity is very difficult, so interventions should be guided by sound theoretical models.
This seems lacking in the current pulmonary rehabilitation construct.
One of the most commonly applied theories is social cognitive theory (SCT) . The “active agent” in SCT is self-efficacy, which is theorized to have both direct and indirect effects on behavior. 

Bandura A. Self-efficacy: toward a unifying theory of behavioral change. Psychol Rev 1977;84:191–215. 

“社会的認知”というやつ

人間の行動は,外からの刺激だけではなく本人の認知により影響を受ける.より複雑な社会的背景のもとでの行動 変容に対し,さまざまな認知的要因を重視した学習理論が 健康問題の解決に応用されるようになった.その1つがバンデューラ(Bandura A)らによる社会的学習理論 Social Cognitive Theory(SCT)である.SCT の基本概念 は,人間の行動は個人の行動,個人の特性,環境が相互に 影響し合って決定されるというものである.後述するよう に,近年,人間の行動を理解する上で環境や状況を考慮し た生態学的アプローチの重要性が再認識されている.SCT に重要な概念には,そのほか,観察学習(注意(観察), 保持(記憶),行動再生(遂行),動機付け(強化))と自 己効力感がある.SCT には,観察の対象であるモデルの行動が強化される代理強化(モデリング)や,モデルの成功体験を通した自己効力感(代理体験)などが含まれ る .
https://www.niph.go.jp/journal/data/58-1/200958010002.pdf


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