中枢神経、末梢神経とも神経障害をCOPDでは有意に認める
evaluation of central and peripheral neuropathy
in patients with chronic obstructive pulmonary disease
International Journal of COPD 2018:13 1857–1862
COPD 41名と 対照 41名比較
平均年齢 61.8歳 罹病期間10.3歳 年齢、BMI、喫煙状態、生化学パラメータ差無し
視覚誘発電位(Visual evoked potentials, VEP)検査だと、対照群に比べ、患者群では、latency遅延、amplitude縮小
筋電図では、伝導速度、amplitueは全神経で患者群にて低下
同様、COPDでは、全ての神経のlatency値は高い
COPDの併発症は多く、QOL、生存率に関わる心血管疾患、骨粗鬆症、うつ、低栄養、メタボリックシンドローム、糖尿病、肺癌など。全身性炎症が疾患プロセスと関連するという報告もあり、非活発性、質の低い食事、低酸素、栄養などがあり、神経への悪影響を与える可能性有り。
脱髄かを伴う軸索喪失に伴う病理的特徴を有する感覚系主体の末梢神経障害が見られることが多く、COPD患者の末梢性ニューロパチーの存在として報告されてきた。
2018年8月1日水曜日
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