妊娠女性の喫煙はその子供に悪影響を与えることは確実、禁煙指導では禁煙できない場合、その子供の肺の発達を守るためには、ビタミンCが一部有効なのかもしれない
そのmaternal genotype であるα5 nicotinic acetylcholine receptor (nAChR) (rs16969968)と関連している。これは肺癌、COPDリスクと相関し、ニコチン依存性と関連するとされるが、この子供の肺発達機能への阻害にも関連するというのももう一つのこの報告からの知見
Oral Vitamin C (500 mg/day) to Pregnant Smokers Improves Infant Airway Function at 3 Months (VCSIP): A Randomized Trial
Cindy T McEvoy , et al.
AJRCCM Issues Articles in Press
https://doi.org/10.1164/rccm.201805-1011OC PubMed: 30522343
https://www.atsjournals.org/doi/abs/10.1164/rccm.201805-1011OC
意義: 妊娠喫煙者へのビタミンC連日サプリメント投与にて新生児肺機能試験改善もたらすか?現行研究にて新生児肺機能試験を用いた新しいコホート結果にて検証
目的: 妊娠喫煙者の新生児がビタミンC連日サプリメント使用にて、3ヶ月齢のFEFs改善するか、プラシーボランダム化にて比較しα5nicotinic acetylcholine receptorとの関連性を検討
方法:ランダム化二重盲検プラシーボ対照トライアル(3センター施行)。妊娠13−23週間妊娠女性251名ランダム化
ビタミンCランダム化125、プラシーボ 126
測定:プライマリアウトカム 3ヶ月齢FEF(raised volume rapid thoracic compression technique (Jaeger/Viasys))
主要結果: ビタミンC投与・妊娠喫煙者新生児(n=113)で、プラシーボ投与・妊娠喫煙者新生児(n=109)に比較して
FEF7 200.7 vs 188.7 mL/sec [補正 95% CI for difference, -3.33 to 35.64]; p=0.10)
FEF50 (436.7 vs 408.5 mL/sec [補正 95% CI for difference, 6.10 to 61.30]; p=0.02)
FEF25-75 (387.4 vs 365.8 mL/sec [補正 95% CI for difference, 0.92 to 55.34]; p=0.04)
新生児FEFはα5 nicotinic acetylcholine receptor (rs16969968)の母体リスクalleleと逆相関性あるようである
結論: 妊娠女性へのビタミンC投与により事前設定セカンダリアウトカムである3ヶ月齢FEF50、FEF25-75の改善を示した。
Clinical trial registration available at www.clinicaltrials.gov, ID NCT01723696
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