気道のリモデリングと関連し、これらは細胞外マトリクス(ECM)の変化が生じ、気道壁肥厚、気道抵抗、弾性に関与する。ヒアルロン酸はHA合成酵素による合成、HYAL(ヒアルロニダーゼ)により分解する。
この合成・分解とCOPDの重症度・生存率など予後との関連が示唆された
Serum levels of hyaluronic acid are associated with COPD severity and predict survival
Eleni Papakonstantinou, et al.
European Respiratory Journal 2019; DOI: 10.1183/13993003.01183-2018
序文:ヒアルロン酸(HA)とその分解産物はCOPDにおいて肺の病態生理、気道リモデリングに重要
HAと分解産物(HYAL-1)がCOPD重症度・アウトカムに相関するか?
血中HAとその分解酵素(HYAL-1:ヒアルロニダーゼ-1)はCOPD重症度とアウトカムに相関するか?
安定COPD患者 80名の発見コホートにて血中HAを評価
vallidation cohort: HA、HYAL-1、HYAl−1酵素活性を、PROMISE 確認コホート638名から、評価、安定、急性増悪、急性増悪後 4週後で評価
発見コホートでは、血中HAは急性増悪で安定時期より高値 (p=0.015)
確認コホートでは、HAは中等症・重症急性増悪でベースラインより高値 (p<0.001) 、4週後も高値持続 (p<0 .001="" p="">補正 Charlson-score、年間急性増悪率、BODE-指数補正後、死亡時までの時間と相関し (p<0 .001="" nbsp="" p="">
血中HYAL-1は中等度急性増悪 (p=0.004)、重症急性増悪 (p=0.003) で増加するも、4週後は減少 (p<0.001)
HYAL-1酵素活性は安定時ベースラインでFEV1%予測比(p=0.034)と生存時間(p=0.017)と逆相関
血中HAはCOPD重症度と相関し、全生存率予測
HA分解産物は、気道閉塞や肺機能障害と相関
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