降圧剤:AHMは脳の生理に直接影響があるので、認知症・アルツハイマー病などのburden減少が期待される。観察研究からの疫学的エビデンスでは減少を示すが、降圧剤のクラスにおいては一貫性のない所見であった。臨床治験では認知関連事象はプライマリアウトカムとして検討されることはほとんど無く、認知・認知症エンドポイントの設計としては不適切。SPRINT-MINDトライアルでは 140 mmHgに比較し120 mmHgへ減少することでMCIや認知症アウトカム改善が示されたが、これに関して薬剤クラスの比較がなされてなかった。
6つの住民ベース・コホートから個別レベルデータでのメタアナリシス施行
フォローアップ長期で、正常血圧も対象で比較可能であった。
55歳以上・血圧高値での降圧剤使用は認知症発症リスクを軽減し、薬剤クラス特異性はないという結果
Antihypertensive medications and risk for incident dementia and Alzheimer's disease: a meta-analysis of individual participant data from prospective cohort studies
Jie Ding, et al.
The Lancet ,Neurology Published:November 06, 2019
DOI:https://doi.org/10.1016/S1474-4422(19)30393-X
https://www.thelancet.com/journals/laneur/article/PIIS1474-4422(19)30393-X/fulltext
アルツハイマー病
0 件のコメント:
コメントを投稿