2019年12月5日木曜日

COPD: 吸入ステロイドによるFEV1減衰効果に遺伝的影響あり

COPD患者において、ICSで肺機能減衰効果有無が遺伝的に決定されている場合がある



The pharmacogenomics of inhaled corticosteroids and lung function decline in COPD
Ma'en Obeidat,  et al.
European Respiratory Journal 2019 54: 1900521
DOI: 10.1183/13993003.00521-2019


吸入コルチコステロイド(ICS)は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に広く処方されてるが、アウトカムや副作用は差があり、これが遺伝的関与があるかもしれない。この研究の主な目的は、ICS療法に関連するFEV1変化の遺伝的決定要因を特定すること。


Lung Health Study (LHS)-2:1116人のCOPD患者を ICS triamcinolone acetonide (n=559) or placebo (n=557) ランダム割り付け:3年間6ヶ月毎スパイロメトリ施行


pharmacogenomic genome-wide association study 
genotype-FEV13年間変化量(勾配推定)へのICS治療効果を802のgentypeされたLHS-2研究被験者で検討
再現試験は、ICS、フルチカゾンあるいはプラシーボランダム化199名COPD患者で施行


5つのlocusでgenotype-by-ICS ineraction p< 5x10-6認めた
SNP 第7染色体rs111720447が再現された   (discovery p=4.8×10−6, replication p=5.9×10−5)で、相互作用効果同方向性を伴った。





ENCODE (Encyclopedia of DNA Elements) データで glucocorticoid-treated (dexamethasone) A549 alveolar cell lineにおいて、glucocorticoid receptor binding siteは SNP rs111720447近傍であった


LHS-2層別解析において、genotype at SNP rs111720447 とプラシーボ割り付け群ではICS使用者のFEV1減少率と有意に相関 (C allele β 56.36 mL·year−1, 95% CI 29.96–82.76 mL·year−1)

しかしICS群では相関かなり弱い  (C allele β −27.57 mL·year−1, 95% CI −53.27– −1.87 mL·year−1)



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