日本の在宅ケアは介護保険により乗っ取られてしまっている。そもそも介護保険制度での介護認定の「樹形モデル図」なんて、機械学習でも古臭くなった「教師あり学習」の「決定木」でさえ欠点が明らかになり、そもそも、対象者も同等の特性とは言えなくなったのに関わらず、介護認定仕組みの方を姑息的に弄り倒してごまかし続けている欠陥制度である。
実際の現場でも、真面目な施設が大部分だと思うが、在宅ケアが形式だけの訪問看護がなされ散る事例があり、コロナ感染したから特別指示をくれと患者・家族ニーズを無視して訪問看護事業所が請求してきたり、通院患者なのになぜか「訪問看護」がなされ、急遽医療が必要な事例なのに患者・家族に口頭だけで受診を促すだけで終わらせるという事例がここ1ヶ月で同事業所関連で経験した
リハビリテーションは、日常生活に即した対応が必要で、患者の生活実態に近い場で行われるのが理想であり、 在宅にて継続的に行われるのが当然なのだろう。
COPD患者在宅リハビリテーションに関する大規模な多施設RCTがなされ、非常に良好な結果が報告されたようだ。
介護保険により毒された日本の在宅リハビリテーションに光が灯る日があるのだろうか?
慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象とした在宅リハビリテーションプログラムに関する初の多施設共同無作為化比較試験の結果が、CHEST2022年次総会で発表され、非常に良好な結果を示した。12週間終了時点で、介入に無作為に割り付けられた患者は、活動レベルや感情的幸福を含む慢性呼吸器質問票(CRQ)のすべての領域において、有意かつ臨床的に意味のある改善を示していたと、ミネソタ州ロチェスターのメイヨークリニック、呼吸器・重症医療部門顧問のRoberto P. Benzo医師は報告している。
間もなく発表されるデータについて、Benzo氏は、この介入はタブレットベースのアプリに基づいていると述べた。タブレット端末には、患者が毎日行うエクササイズのスケジュールと、エクササイズを指導するための動画が表示される。タブレットには、活動量計とパルスオキシメーターから取得したデータがアップロードされるようにプログラムされている。アプリの使用状況を記録すると同時に、遠隔地のコーチがこの情報をダウンロードして、患者さんと一緒に確認することができる。
本試験では、CRQの身体的・精神的なQOLを主要評価項目としましたが、身体活動、うつ症状、睡眠の質、救急外来などの医療利用など、多くの副次的評価項目も分析されました。
主要アウトカムでの有意な有益性に加え、待機的介入と比較した在宅リハビリテーションプログラムは、基本的にすべての測定アウトカムで有益性または有益性の傾向と関連していた。医療利用は例外となる可能性があったが、その場合でも、受診の絶対数は治療群の方が少なかった。
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