2014年5月2日金曜日

閉塞型無呼吸症候群(OSA):上気道刺激デバイス米国FDA承認

この論文のデバイス
Inspire (TM) UAS治療:閉塞型無呼吸症候群への上気道刺激デバイス http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/01/inspire-tm-uas.html


米国FDA承認(なぜか、オーストラリア:長距離トラック輸送が多く、米国と並んでOSA治療先進国だからか?)
http://www.sbs.com.au/news/article/2014/05/02/us-approves-sleep-apnoea-implant

ただし、“The US Food and Drug Administration (FDA) has approved the first fully implantable neurostimulator to treat obstructive sleep apnea (OSA), but only as a second-line therapy”と第1選択ではない。

  Inspire therapyは生理学的タイミングで軽度の刺激で舌下神経を刺激し、気道閉塞を予防するデバイス
Inspire® Upper Airway Stimulation (UAS) therapy
http://www.inspiresleep.com/inspire-system.php


ネイルサロンの紫外線照射で皮膚癌リスク増加

ネイルサロンって、どういうことされるのか知らないが、なんでUV?

Chris Adigun, M.D., assistant professor, dermatology, Ronald O. Perelman Department of dermatology, NYU Langone Medical Center, New York City;
JAMA Dermatology, April 30, 2014, online

http://archderm.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1862050

16のサロンからの17異なる光源種
高ワット光源ほどUV-A照射高く相関する
UV-A量中央値ベースの光源あたりのエネルギー量を計算したところ、600 kJ/m2と比較し、エネルギー量は、UV-A照射keratynocyteのDNA障害を掃除、皮膚癌可能性を示唆した。






ストアなどの野菜売り場の紫外線照射も問題にされてる。

Measuring Sun Damage at the Grocery StoreMychelle Dermaceuticals and Whole Foods Market Bring UV Photography to Aisle #7
http://archderm.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1861491

2014年5月1日木曜日

ピッツバーグ大学:筋喪失部分再生へ Xenogeneic ECM scaffold


An Acellular Biologic Scaffold Promotes Skeletal Muscle Formation in Mice and Humans with Volumetric Muscle Loss
Sci Transl Med 30 April 2014: Vol. 6, Issue 234, p. 234ra58
Sci. Transl. Med. DOI: 10.1126/scitranslmed.3008085 

解説記事:http://www.the-scientist.com/?articles.view/articleNo/39859/title/Rebuilding-Missing-Muscle/

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-04/uops-rma043014.php


具体的には、化学処理した豚の膀胱組織らしい。
筋肉修復で、5名中3名で、力 20%、機能25%改善



細胞外マトリックス(ECM)に自然と生じる、生物学的足場(scaffold)にて、微小環境ニッシェを提供し、本来の修復機転をより、構成的・機能的アウトカムへ進展することができる。
Xenogeneic ECM  scaffoldのリモデリング特性と類似し、臨床前齧歯類での実験、そしてヒトの5名筋喪失患者に適応。

齧歯類の骨格筋にて、刺激反応と関連するECM介在修復リモデリングがしめされ、
臨床的には5名中3名で機能改善が見られた。

スタチン使用者は、カロリー摂取・脂肪摂取増加し、BMIも増加する

米国National Health and Nutrition Examination Survey(1999年から2010年)の20歳以上の繰り返し横断調査
カロリーと脂肪摂取を24時間食事回想記録。一般化線型モデルにて、食事摂取とスタチン使用有無のタイムトレンドを、寄与要素補正後検討


Different Time Trends of Caloric and Fat Intake Between Statin Users and Nonusers Among US AdultsGluttony in the Time of Statins?
Takehiro Sugiyama, et.al.
JAMA Intern Med. Published online April 24, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2014.1927 

1999−2000年の間に、カロリー摂取は、スタチン使用者では、非使用者に比較して有意に減少  (2000 vs 2179 kcal/d; P =  .007)

群間差は、期間推移と共に減少し、2005−2010年の期間では統計学的差が無くなる。
スタチン使用者では、カロリー摂取は2009年から2010年の期間では、1999−2000年の期間に比べ9.6%増加 (95% CI, 1.8-18.1; P = .02) 

一方、同期間の非使用者の検討では、統計学的差は認めない。


スタチン使用者は又、1999−2000年の間は、脂肪摂取有意に減少 (71.7 vs 81.2 g/d; P = .003)
非スタチン使用者では有意な差はなかったが、スタチン使用者では脂肪摂取量14.4%増加   (95% CI, 3.8-26.1; P  = .007) 

一方、BMIは、補正モデル比較にて、スタチン使用者 (+1.3)では、非使用者 (+0.4) に比べ増加  (P = .02)

結論としては、カロリー・脂肪摂取はスタチンユーザーにて経年的に増加し、スタチン非使用者ではその傾向が見られない。
BMIの増加速度は、スタチンユーザーで急速で、食事コントロール目標として、現時点で甘くなってるのでは?食事構成成分の再強調がスタチンユーザーには必要。




スタチンユーザーのこの食傾向の変化は、考察として、非ユーザーのデータが食事回想インタビュー中に行われたことで、使用者に比べsocial desirability bias(調査に関して理想的回答してしまうバイアス)の可能性がある。2番目としては、繰り返し同一被検者ではないため、同一個人内比較ではない。

ただ、スタチンユーザーが大食らい傾向にある可能性もある。この説明はなされてない。


スタチンの副作用として、糖尿病発症リスク増加が示されてるが・・・

スタチンの種類と、糖尿病新規発症リスク ・・・ポテンシャルの高いスタチンほど糖尿病発症リスク高い
http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/05/blog-post_24.html


高用量抗うつ薬:若年成人から子供は自傷行為2倍増加と関連

住民ベース医療リソース利用データ(16万名超、米国民、うつ10−64歳)の propensity score–matched cohort study


Antidepressant Dose, Age, and the Risk of Deliberate Self-harm
Matthew Miller, et. al.
JAMA Intern Med. Published online April 28, 2014. doi:10.1001/jamainternmed.2014.1053


小児と4歳以下成人での意図的自傷率は、高用量治療開始で、中等量開始マッチ化対象に比べ、2倍 (hazard ratio [HR], 2.2 [95% CI, 1.6-3.0])、これは、150名の高用量治療開始につき約1例の付加的状況となる。


25−64歳成人では、自殺行為の絶対リスクはかなり低く、影響リスク差はnullである  (HR, 1.2 [95% CI, 0.8-1.9]).

2014年4月30日水曜日

乳がん:診断時ビタミンD濃度と生存率との関連性はある。しかし、介入試験結果ではないのでビタミンDサプリメント有効かどうかは示せないはず・・・

ビタミンDの耐糖能・インスリン抵抗性への効果閾値:25(OH)D 26 μg/L :http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/04/dohd26-gl.html

・・・という報告があったが、今回はがん死亡率の関連の話題


 乳がん診断時血中25−OHD濃度高値 と、その生存率の関連性をpooled ハザード比(random-effects model)



結論として、25-(OH)D 30−80 ng/mlへ全患者を改善すべきとしているが、果たしてどうか? 

だが、暴走気味の著者等は、"There is no compelling reason to wait for further studies to incorporate vitamin D supplements into standard care regimens since a safe dose of vitamin D needed to achieve high serum levels above 30 nanograms per milliliter has already been established,"とふざけたことを述べている。

だが、ビタミンDサプリメントは過剰評価され推奨量では効果は無いことは、Lancet Diabetes & Endocrinologyの、心疾患・卒中・骨・がんのような慢性疾患への効果はさほど明確なものではなかった。


診断時の血中濃度と死亡率の関連性があきらかなだけで、決してビタミンD投与介入結果というわけではないから・・・筆者の主張は暴走である。

以下・・・論文原文

Meta-analysis of Vitamin D Sufficiency for Improving Survival of Patients with Breast Cancer
SHARIF B. MOHR et. al.
Anticancer Research March 2014 vol. 34 no. 3 1163-1166



各研究死亡率4分位比較ハザード比




  包括的量効果関連(25水酸化ビタミンDと乳がん死)



ハザード比と標準誤差(Funnel Plot)

2014年4月28日月曜日

米国一般内科医学会:無症状者へ年次検査すべきでない!

無症状成人への年時チェック喚起しないようにという、the Society of General Internal Medicineの推奨

American Board of Internal Medicine (ABIM) FoundationによりSGIMへの、Choosing Wisely campaign推奨を問いかけられたが、患者・医師間での必要性議論について検討がなされた。

http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/AdditionalMeetings/45445


"Don't perform routine general health checks for asymptomatic adults"



5つの医師患者疑問点のうち、以下4つを指摘

・2型糖尿病患者・非インスリン使用・血糖連日測定
・低リスク外科手術前のルーチンの術前検査
・平均余命10年内確率者へのガン検診
・患者・医療側都合による、末梢挿入中心静脈カテーテル挿入、留置

それと、健康と思われる無徴候成人への年次健康チェック について、15万名超の高品質システマティック・レビューで明らかなベネフィットが示せなかった。時間や金銭の損失だけで無く、無益な検診への潜在性ストレスを上回る、ベネフィットは認めない。

患者側から「医師との関連構築したいのになぜ年次検査を断る」という疑念が出てきたときの答えを準備しておかなければならない。すなわち、検査以外にすべきことがある・・・と。

無症状・無所見健康者への年次検査は、表層的で、リスクをともなうものである


日本のアホ検診行政・検診業者に見せたい内容


HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...