アルコール値段を2倍に上げれば、死亡率 35%、交通事故死 11%、性行為感染症 6%、暴力 2%、犯罪 1.4%減少するというシステマティック・レビューがすでにある。
Effects of Alcohol Tax and Price Policies on Morbidity and Mortality: A Systematic Review
Am J Public Health. 2010 November; 100(11): 2270–2278.
doi: 10.2105/AJPH.2009.186007
ロイターでの報道
http://www.reuters.com/article/2013/02/07/health-alcohol-pricing-idUSL5N0B639V20130207
Journal Addictionに木曜掲載
原著:The Relationship between Minimum Alcohol Prices, Outlet Densities and Alcohol Attributable Deaths in British Columbia, 2002 to 2009
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/add.12139/abstract
カナダの 研究者たちは、2002年から2009年のブリティッシュ・コロンビア西部地区で、アルコール値段が微増したとき死亡率が低下し、酒屋(private alcohol store)が開店したらアルコール関連死亡が増加したという報告。
この知見は、アルコール施策者側にとって重要な吟味事項なはず・・・と
シェフィールドのBritain's University アルコール研究グループはStockwellの研究を評価し、アルコール価格による飲酒量制限は有害・危険レベルの飲酒を減少させることになると述べている。
Stockwellは、アルコール最小規模値上げは即時的、実質的、有意なアルコール寄与死亡を減少させ、10の値上げで32%の死亡率減少をもたらしたという。
長期的および総数的にアルコール関連死減少は、この値上げ後、2−3年で観察された。
同時、private liquor store数10%増加したものは2%の急性的、慢性的、総数的死亡率増加と関連した。
そういえば、日本は、自由競争ということで酒店出店規制を撤廃したのでは?
国民の健康無視、経済界優遇路線施策といわれても仕方がない。なんでも規制撤廃というのは誤りだろう。免許世襲制が問題なら許認可時限性で良かったわけで・・・
アルコール消費をあおるビール消費量ニュース定期的にあるが、あの存在意義もわからない。シェア争いなど一般庶民にはニュース価値ないはずなのに・・・
酒造業界・酒販売に関して、日本では不思議なことが多い。
喫煙擁護意見のワンパターンに、「飲酒」の有害性を引き合いに出す詭弁が ある。
反論側が、「飲酒」も有害という前提に立てば、この詭弁は崩れる・・・
昨日も焼酎1合半ほど飲んでしまった
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