2013年2月7日木曜日

虚血性卒中急性期:血管内治療 vs t-PA静注 ・・・無障害生存率 有意差なし

発症後4.5時間以内の急性虚血性卒中362名を対象に、血管内治療 vs intravenous t-PAの比較

前者の血管内治療は、血管造影を血管内治療ガイドのため用い、ヘパリン5000単位ボーラス注入後500単位/時間毎注入。インターベンション施行者が薬物的な方法を選ぶか、機械的な方法を選ぶか選択。薬物的血管内治療は、マイクロカテーテルを使用しマイクロガイド使用で血栓の直近で、0.9mg/kg体重を超えない量のt-PA投与し、1時間以内に投与(患者体重100kgでも90mgを超えない)。再開通完全なら最大投与量前に終了。機械的血管再建はオプションで、施行者判断。
結果を見れば、信頼区間の幅が大きく、対象を限定すれば、血管内治療の方がよい場合のあるのかもしれない。

 プライマリアウトカムは、3ヶ月時点での無障害生存率

Endovascular Treatment for Acute Ischemic Stroke
Alfonso Ciccone, et. al.
for the SYNTHESIS Expansion Investigators
N Engl J Med. Feb. 6, 2013 
DOI: 10.1056/NEJMoa1213701

血管内治療 181名、 t-PA注射 181名 割り付け

卒中発症から治療開始までの中央時間は、それぞれ 3.75時間、2.75時間(p<0.001)

3ヶ月時点無障害生存は血管内治療 55名(30.4%) vs t−PA治療 63名(34.8%)
(年齢・性・卒中重症度・ベースライン心房細動補正オッズ比 0.71:95%信頼区間 0.44ー1.14;p=0.16)

7日以内の致死的・非致死的有症状頭蓋内出血は、各群 6%。群間に重大副事象イベント発生率有意差認めず。

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