この国では、「ワクチン接種禍」というキャンペーンにより、ワクチン“乳児大腿四頭筋短縮症/大腿四頭筋萎縮症”後遺症問題以来、反行政プロパガンダに用いられてしまっている。これには(比較的行政より報道をくりかえす傾向のある)読売・日経なども関与していた(る)。毎日・朝日は昔からどうしようもないが・・・。ところが、子宮頸がんワクチンに関しては例外と思える、肯定的スタンスを各新聞とっていた。が、一転・・・
この国の障壁はさておき・・・
HPVワクチンを妨害する要因のシステマティック・レビュー
医療専門家・両親が、性的活動盛んになる前にHPVワクチン接種することの重要性を確認することが重要。医療専門家は、両親や被接種者の子供にHPVを推奨し続けることのベネフィットは明らか。医療機関と関わるとき、医療機関は、その努力を行うことで、HPVワクチン機会を逸することを提言。さらに、住民内のサブグループ単位で特異的努力も必要だろう。ワクチンのシステムレベルの障壁に着眼し、HPVワクチン受容性を増加させる努力が必要・・・という趣旨の結論
Barriers to human papillomavirus vaccination among us adolescents: A systematic review of the literature"
Holman DM, et al
JAMA Pediatr 2014; 168(1): 76-82.
・経済的関心、親の態度/関心を医療専門家たちはその理由としている
・親は、ワクチン前の情報提供をより多く欲している
・親の関心は、性行為でのワクチンの有効性、HPV感染のリスクの自覚の低さ、社会的影響、イレギュラーな予防ケア、ワクチンのコストなどが共通する寄与障壁であった
子供が男の子の場合、直接のベネフィットが自覚できないため、ワクチンを受け無いと述べてる親が一定数いる。
医療専門家推奨に同意する親が、子供のワクチン接種意思決定にとって最も重要な要素である。
麻疹ワクチンがそうであったように、 反ワクチン運動による弊害
これと同じように、反子宮頸がんワクチン運動の弊害は、10年後以降明らかになるはず・・・かれらはその責任を負うだろうか?麻疹に関する態度と同様、黙りだろう。
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