その中の一つ、急激な減量ではすぐ肥満に復帰するというもの
The effect of rate of weight loss on long-term weight management: a randomised controlled trial
The Lancet Diabetes & Endocrinology, Early Online Publication, 16 October 2014
2つのフェーズ、ランダム化非マスク化、食事介入トライアル(メルボルン)
204名の被験者(男 51名、女 153名、 18-70歳)、 BMI 30-45
第1相:ブロックデザイン(性、年齢、BMIに基づく、ブロックサイズ 2、4,6):1:1割り付け、
12週間の急激減量 or 36週間の段階的プログラムにランダム割り付け
第2相:第1相にて体重12.5%以上の減量にて144週間の体重維持食を被験者に施行
プライマリアウトカムは、第2相144週めのI平均体重減少維持評価
完遂対象者のみプライマリアウトカム検討、ITT解析
段階的減量割り付け、急速減量割り付けはそれぞれ103名、97名(2008年8月8日から2010年3月9日)
第1相試験後、段階的減量群 51名、50% 、 急速減量群 76(81%)にて12.5%の減量到達
これらを第2相の対象者とする
第2相終了後、研究完遂は、段階的減量群 n=43 、 急速減量群 n=61で、減量分の多くが以前に復帰(段階的減量群 71.2% , 95% CI 58·1—84·3 vs 急激減量群70.5% , 57·8—83·2)
ITT解析でも同じ結果 (段階的減量群 76·3% regain, 95% CI 65·2—87·4 vs 急激減量群 76·3%, 65·8—86·8)
第1相では、急激減量群1名で胆嚢炎(胆嚢摘出術必要)、第2相では2名でがん発症。
結論:
減量率は144週間の体重復帰比率と関連せず、これらの所見は、現行の食事指導ガイドラインとは一致せず、緩徐減量が急速減量より優れるという根拠がない。従来は急激な減量は急激に元の体重へというのは否定的。
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