GLP-1アナログである、ビクトーザ (リラグルチド) 非2型糖尿病・BMI30以上での 56週間 二重盲検RCT
2型糖尿病では臨床の場で改善効果実感している、ただ、2−3年経つとその効果薄れる感じはあるが・・・
A Randomized, Controlled Trial of 3.0 mg of Liraglutide in Weight Management
Xavier Pi-Sunyer, et. al. for the SCALE Obesity and Prediabetes NN8022-1839 Study Group
N Engl J Med 2015; 373:11-22July 2, 2015
ベースラインにおいて、 平均 (±SD)年齢は 45.1±12.0 歳、 平均体重 106.2±21.4 kg、 平均 BMI 38.3±6.4; 女性 78.5%、 糖尿病前状態 61.2%
56週にて、 リラグリチド群の体重減少 平均 8.4±7.3 kg、 プラシーボ群 2.8±6.5 kg (差 −5.6 kg; 95% 信頼区間, −6.0 to −5.1; P < 0.001 , with last-observation-carried-forward imputation)
5%以上体重減少比率は、 リラグリチド群 63.2% 、プラシーボ群 27.1% (P < 0.001 )
10%以上体重減少率は、 リラグリチド群 33.1% 、 プラシーボ群 10.6% (P < 0.001 )
リラグリチド最頻副事象イベントは、軽症・中等度吐気・下痢
重度副作用は リラグリチド群 6.2%、 プラシーボ群 5.0%
米国FDAが、高血圧・2型糖尿病、高コレステロール血症といった関連疾患を有する、肥満に対して承認している薬剤でもある。一定の副作用があることがやはり問題視されている。
吐気、下痢、便秘、嘔吐、血糖低下、食欲減退といったもの以外に、膵炎、胆のう疾患、腎疾患、自殺思考、心拍増加、甲状腺癌可能性など・・・が副作用として問題となる。
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