2012年2月5日日曜日

転換性障害:ソーシャルメディアとともに広がる?


CNN Health (http://thechart.blogs.cnn.com/2012/02/04/taking-the-mystery-out-of-conversion-disorder/?hpt=hp_c1)

ニューヨークの高校生12名に、奇異症状として、吃音、 感情的言語爆発などが見られ、地域でそれが注目された。環境的要因、ウィルス性などと疑念が持たれたようだ・・・

結果的には、DENT神経疾患施設の医師たちは、このうち特定の例を転換性障害(conversion disorder)と診断。
以前は集団心理的疾患、集団ヒステリーと呼ばれていたもので、DSM-IVでは、転換性障害だが、DSM-5(2013年5月)では、“ functional neurological disorder”と提案されている。




メルクマニュアル:http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec07/ch099/ch099c.html




Discovery(http://news.discovery.com/tech/twitching-disorder-social-media-120203.html)によると、facebookなどのSNSなどで、転換性障害が以前より急激に広がる可能性を20名ほどの症例を治療した医師が述べている。
昨秋、LeRoyの小さい町で顔面・身体痙攣を生じ、Tourette's syndromeと類似し、13-18歳の12名の女性が罹患し、1名の男子でも報告。
Dr. Laszlo Mechtler (chief of neurology at the Dent Neurologic Institute in Buffalo.)は、19名の女性の報告。1人が症状を示すと、それが他の同様の症状を呈する別人に影響を与え、強化される。
1600年代の魔女裁判につながる歴史。2007年の600名もの女性集団例などがある。
・・・
単純な説明は出来ず、多要素的、そして、生物学的・心理学的・ソーシャルな要素があるのかもしれないと・・


the Times of India(http://timesofindia.indiatimes.com/life-style/health-fitness/health/Social-media-reason-behind-twitching-disorder/articleshow/11754098.cms)では、よりfacebookやソーシャルメディアとの関係について記載している。
A strange outbreak of twitching disorder in upstate New York may be spreading through social media as a kind of subconscious mimicry, say experts.

Doctors treating the case of nearly 20 teenagers with the disorder say the symptoms may be spreading faster through the girls' own use of Facebook and other forms of social media.”





この疾患名から、 デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作『デンジャラス・メソッド』の町山氏の解説
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20120106

・・・を想い出した。

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