2012年2月15日水曜日
中途覚醒・ベッド上覚醒:アルツハイマー病病理と関連
Ju Y, et al "Sleep disruption and risk of preclinical Alzheimer disease" AAN 2012; Abstract.
解説:http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/AANMeeting/31176
Adult Children Studyという、半数がアルツハイマー病家族歴をもつ、100名(45-80歳)の小規模コホート研究で、頻回な中途覚醒、ベッド上覚醒習慣がアルツハイマー病にとって有害かもという報告。cause-and-effect relationshipは明らかでないし、予測的な減少なのかも明らかでないが事象として報告される。
14日間actigraphや睡眠日誌・アンケートで、睡眠状況を客観的に記録
脳脊髄液アミロイドβ-42を測定、PETによるアミロイド画像化 retention of Pittsburgh compound B増加を記録。
被験者は、actigraph結果と主幹報告ではベッド上8時間過ごしているが、actigraph測定平均睡眠時間は6.5時間で、夜間短期覚醒により短くなっている。
1時間に5回を越える覚醒は、アミロイド病理を示唆するバイオマーカーとなる。
低睡眠効率と、ベッド上の睡眠時間比率と定義すると 、85%未満でこのような兆候が多く存在する。
原因なのか、結果なのか分からないが、“睡眠非効率性”はアルツハイマー病理と相関することが示された。
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